人民日報によると孟氏は20日、中国・天津(Tianjin)市の中級人民法院(地裁)で行われた裁判で「悔いている様子を見せた」という。判決は「日時を選んで」言い渡されるという。
中級人民法院が公開した写真には、2人の警察官に挟まれて座る孟氏が映っていた。薄茶色のジャケットを着ており、髪は白くなっていた。2017年に撮影された写真と比べてやつれたようにも見えた。
同法院は、孟氏が2005〜2017年の間に、中国公安省の次官などの高い地位と権威を利用して、1445万元相当の賄賂を受け取り蓄財したとしている。
孟氏は昨年9月、インターポール本部のあるフランスから中国に向かったのを最後に行方不明となった。その後、中国当局が収賄容疑で同氏を取り調べていることと、共産党からの除名を発表した。
孟氏の妻グレース・メン(Grace Meng)さんは、自身と2人の子どもが拉致の標的とされる恐れがあると訴え、今年5月にフランスへの亡命が認められている。
中国では、習近平(Xi Jinping)国家主席が推進する汚職撲滅キャンペーンで身柄を拘束される共産党幹部が相次いでおり、反汚職の名を借りた政敵排除の手段だと非難する声も上がっている。
インターポール総裁の任期は4年間で、孟氏は2020年まで務めるはずだった。孟氏が勝利した2016年の総裁選では、中国が海外在住の反体制派を一斉検挙するためにインターポールを利用するのではないかとの懸念が人権団体から上がっていた。
【翻訳編集】AFPBB News
https://news.livedoor.com/article/detail/16649682/
2019-06-20 06:35:00Z
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