メイ英首相の後任を選ぶ与党保守党党首選で決選投票に進んだ2人のうち、最有力候補と目されるジョンソン前外相は、世間の好奇の目に屈する圧力にさらされている。ライバルで不利な状況にあるハント外相は、ジョンソン氏の人柄についての疑念を利用し、優位に立とうと試みた。
ジョンソン氏は21日にパートナーのキャリー・シモンズさんと口論になり、通報を受けた警官が2人が暮らすロンドンの住宅に駆け付ける騒ぎとなった。バーミンガムで22日に開かれた党員集会で、ジョンソン氏がこの件に関する質問をかわしたことを受け、ハント外相はジョンソン氏に対し、メディアのインタビューや討論会への出席にもっと応じるよう要求した。
ハント氏は24日付の英紙タイムズへの寄稿で、「新首相は公に論争し、それらを世間の目にさらすという正当性を必要とする。そうすることで初めて、裏口からこっそり入るのではなく、ダウニング10(首相官邸)の正面玄関を堂々と通り抜けることができる。ボリス(ジョンソン氏)は前者の方を望んでいるようだ」と主張した。
23日に公表された世論調査結果によれば、家庭内の騒動を受けて、保守党支持者の間でジョンソン氏のリードは縮小。保守党議員らは、何が起こったか安心できる説明を行うようメディアを通じて同氏に求めた。
英日曜紙メール・オン・サンデーに掲載されたサーベーションの世論調査結果によると、一般有権者の間では、ハント氏の支持率がジョンソン氏を上回っており、保守党支持者に限ってもジョンソン氏のリードは20日以降縮小している。
原題:U.K. Prime Minister Race Focus Turns to Johnson’s Character
Boris Johnson Wins Cheers From Tories Amid Private-Life Turmoil(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-24/PTL3NY6K50XT01
2019-06-24 05:24:00Z
52781781826951
Tidak ada komentar:
Posting Komentar