ウクライナ東部で2014年7月に発生したマレーシア航空機の撃墜事件で、オランダやウクライナなど5カ国の合同捜査チームは19日、撃墜に使われたミサイルの輸送にかかわったとして、ロシア、ウクライナ国籍の計4人を殺人容疑で訴追したと発表した。民間人298人が犠牲になった事件は発生から5年を前に新たな局面を迎えた。
捜査チームは19日の記者会見で、ウクライナ親露派武装勢力の「国防相」だったロシア国籍のイーゴリ・ギルキン(別名イーゴリ・ストレルコフ)容疑者(48)ら4人を国際手配し、ロシア政府に引き渡しを求める方針を明らかにした。通信記録などから4人を特定した。公判は20年3月にオランダで始まる見通しという。
事件ではアムステルダム発クアラルンプール行きマレーシア航空機が、ウクライナの親露派支配地域の上空を飛行中に撃墜され、17カ国の乗客乗員全298人が死亡した。大半はオランダ人だった。
チームはこれまでの捜査で、旅客機は飛行中に露製ミサイル「ブク」が命中したと断定。衛星写真の分析などから、ミサイルは露軍がウクライナ東部の親露派地域に持ち込んだとみて、容疑者を100人程度に絞って捜査を続けていた。
ギルキン容疑者の代理人はインタファクス通信に関与を否定した。ロシア政府も一貫して否定している。【ブリュッセル八田浩輔、モスクワ大前仁】
https://mainichi.jp/articles/20190619/k00/00m/030/288000c
2019-06-19 13:49:00Z
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