香港の民主派団体は9日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対する大規模デモを行った。2014年の民主化デモ「雨傘運動」を超える30万人の参加が目標。参加者の多くは「希望」を象徴する白い服を着て「改正案を撤回しろ」と叫びながら、香港中心部を立法会(議会)に向け行進した。
デモは民主派団体「民間人権陣線」が主催し、今回で3回目。日本や米国、オーストラリアなど海外でもデモが呼び掛けられた。
香港は高度の自治が約束された「一国二制度」下にあり、中国本土との間に犯罪人引き渡しに関する協定がない。民主派は条例が改正されれば、共産党に批判的な人物の移送に利用される恐れがあると反発。一方、中国の意向を受けた香港政府は、6月下旬にも立法会での可決を目指す構えで、対立は深まっている。
デモに参加した会社員男性(33)は「中国の言いなりの香港政府には失望した。一国二制度を無視することは、香港人を侮辱するも同然だ」と憤った。(共同)
https://www.sankei.com/world/news/190609/wor1906090018-n1.html
2019-06-09 09:56:00Z
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