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【ワシントン時事】11月の米大統領選の民主、共和各党候補の指名争いで、16州・地域の予備選などが集中するスーパーチューズデーが5日実施された。米メディアの開票速報によると、共和党で独走状態のトランプ前大統領(77)がヘイリー元国連大使(52)に対して12州を制し、指名獲得が確実な情勢となった。
トランプ氏は5日夜(日本時間6日昼)、南部フロリダ州の私邸で支持者らを前に演説し「これほど決定的なことはない。われわれは長い間、誰もできなかったことを成し遂げようとしている」と勝利宣言した。
共和党は15州で予備選・党員集会を行った。トランプ氏は南部の大票田テキサスやバージニア、アラバマ、東部のメーン、マサチューセッツなどで勝利を確実にした。西部の大票田カリフォルニアも制した。
一方、ヘイリー氏は東部バーモント州で勝利を確実にし、一矢を報いた。
スーパーチューズデーでは、7月の党全国大会で候補者を選ぶ代議員(2429人)の3分の1強に当たる865人が争われる。トランプ氏はこれまでに、初戦のアイオワ州から9勝1敗で273人を獲得しており、今回の勝利で指名に必要な過半数(1215人)に大きく近づいた。
ヘイリー氏は5日朝、FOXニュースに「皆が私の撤退を望んでいるが、その準備はできていない」と話した。進退に言及しなかったものの、5日以降の選挙運動日程を明らかにしていない。獲得代議員は43人。
民主党は現職のバイデン大統領(81)がほぼすべての州で圧勝するとみられている。ただ、米メディアによると、米領サモアでの党員集会では実業家パーマー氏(52)に敗北する見通し。
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2024-03-06 04:24:00Z
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