【カイロ=田尾茂樹、ワシントン=淵上隆悠】タイムズ・オブ・イスラエル紙などによると、イスラエル首相府は15日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの侵攻計画を承認したことを明らかにした。軍が作戦と住民退避の準備を進めているとしている。侵攻開始の時期には触れていない。
ネタニヤフ氏は15日、イスラエルとイスラム主義組織ハマスの停戦交渉で、ハマス側が仲介国に提示した新たな停戦案について「非現実的だ」と批判した。一方で、仲介国カタールに代表団を派遣する意向を示した。
イスラエルは、ラファをハマスの幹部が潜む「ハマス最後の拠点」と位置づけ、地上侵攻の構えを再三、見せてきた。
ラファにはイスラエルの指示もあって、ガザ北部などから避難民が殺到し、人口が約150万人に膨れあがっている。地上侵攻で甚大な被害が想定されるため、米欧など各国が侵攻に懸念を表明している。
米国のブリンケン国務長官は15日、外遊先のオーストリア・ウィーンでの記者会見で、イスラエルによるラファへの侵攻計画について、「市民を避難させるだけではなく、衣食住や医薬品の適切な支援が必要だ。我々はまだそのような計画を見ていない」と述べた。
バイデン米政権は、人道危機を顧みずに強硬姿勢を貫くイスラエルのネタニヤフ政権にいらだちを募らせている。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiNGh0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvd29ybGQvMjAyNDAzMTYtT1lUMVQ1MDA0MS_SAQA?oc=5
2024-03-16 01:19:00Z
CBMiNGh0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvd29ybGQvMjAyNDAzMTYtT1lUMVQ1MDA0MS_SAQA
Tidak ada komentar:
Posting Komentar