ロシアのウクライナ侵略に対し、ウクライナ側で参戦するロシア人義勇兵組織「自由ロシア軍」幹部、バラノフスキー氏は21日、記者会見し、今月中旬に着手したロシアへの越境攻撃により、露大統領選前に占領地域の拡大をアピールしようとしたプーチン大統領の「計画を台無しにした」との見解を示した。ウクライナメディアが伝えた。
自由ロシア軍を含む複数のロシア人義勇兵組織は今月12日、ウクライナと国境を接する露西部クルスク州とベルゴロド州への越境攻撃に着手したと発表。国境地帯の複数の集落を制圧したとしている。
バラノフスキー氏は「露軍は両州防衛のために(最前線の一つであるウクライナ東部)ハリコフ州クピャンスク方面から戦力を移転させた」と説明。この結果、15~17日の大統領選前に戦果を出すよう命じられていた露軍は攻勢をかけられなくなったとした。
バラノフスキー氏は越境攻撃で露軍1500人超を死傷させ、170を超す戦闘車両を無力化したとも明らかにした。
自由ロシア軍など義勇兵組織は21日、共同声明を発表し、ロシアに自由をもたらすための戦いに加わるよう露国民に呼び掛けた。
一方、ショイグ露国防相は20日、越境攻撃に関し、「ウクライナの武装部隊を国境外に追い返した」と主張。過去8日間の戦闘で武装部隊の3500人超を死傷させ、50両以上の戦闘車両を破壊したとした。
プーチン氏は18日、義勇兵組織に参加しているロシア人の総数を「約2500人だ」と指摘。19日には露連邦保安局(FSB)幹部との会合で「裏切り者を特定せよ」と指示し、「彼らがどこにいようがロシアは時効なしで罰するだろう」語った。
前線の戦況を巡り、露国防省は21日、2月に制圧したウクライナ東部ドネツク州アブデーフカ方面の集落1カ所を新たに制圧したと主張した。アブデーフカ制圧後、露軍は周辺の複数集落を制圧したが、ウクライナ軍も抗戦し、露軍の前進を遅らせているもようだ。
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2024-03-22 05:11:47Z
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