【エルサレム=福島利之】パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市で2月29日、人道支援物資の食糧を積んだトラックに群衆が押し寄せてパニックになり、多数の死傷者が出た。ガザの保健当局は死者112人以上、負傷者760人と発表した。
AP通信は負傷者の話として、群衆がトラックから小麦粉や缶詰の入った箱を降ろした際、イスラエル軍が発砲したと伝えた。搬送先の病院の医師からの情報では、約160人の負傷者のほとんどが銃撃された可能性があるという。米CNNと英BBCは目撃者の情報として、パニックはイスラエル軍の発砲で始まったが、死者の多くは退避しようとしたトラックにひかれたと報じた。
イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は2月29日の記者会見で、死者数は数十人で、兵士は群衆に向けて発砲しておらず、死者はトラックにひかれたと主張した。イスラエル軍は現場の空撮映像を公開したが、トラックの暴走や発砲の様子までは確認できない。
人道支援物資を運ぶトラックは、ガザ南部の検問所から入っている。ガザ北部に食糧がほとんど届いておらず、飢餓が危機的な状況になっている。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiNGh0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvd29ybGQvMjAyNDAzMDEtT1lUMVQ1MDA3My_SAQA?oc=5
2024-03-01 04:26:00Z
CBMiNGh0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvd29ybGQvMjAyNDAzMDEtT1lUMVQ1MDA3My_SAQA
Tidak ada komentar:
Posting Komentar