米紙ＷＳＪが異例の「空白の１面」…特派員拘束１年、紙面でロシアに抗議 - 読売新聞オンライン

　【ニューヨーク＝山本貴徳】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、モスクワ特派員エバン・ゲルシュコビチ氏がロシアで拘束されて１年となった２９日付の１面トップを空白にして発行した。異例の紙面で、ロシア側に即時解放を訴えた。

　１面トップでは「彼の記事がここにあるべきだ」との大きな見出しでゲルシュコビチ氏の似顔絵を添えた。家族や友人らに取材して「奪われた１年」と題した特集記事も掲載し、最終面はロシアの裁判所に出廷した際の本人の写真と家族のメッセージで埋めた。

　ゲルシュコビチ氏は昨年３月、露情報機関「連邦保安局」（ＦＳＢ）に拘束された。スパイ罪で起訴されたが一貫して否認している。バイデン大統領は２９日の声明で「完全に不当で違法な拘束だ」と表明し、ロシア側を非難した。

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2024-03-30 00:43:00Z
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