Jumat, 24 Maret 2023

フランスで年金改革めぐる抗議続く ボルドーでは市庁舎に放火 - BBCニュース

Bordeaux fire

画像提供, @Bookee0

年金受給年齢の引き上げに反対する抗議デモが続くフランスで23日、南西部ボルドーの市庁舎玄関に火が放たれた。

エマニュエル・マクロン大統領は、年金改革は必要だと法案を擁護。エリザベット・ボルヌ首相も、将来的な年金システムの大赤字を防ぐための改革だと説明している。

ボルドーでは、デモ隊が警察と衝突した後、夕方になって市庁舎の玄関が炎に包まれた。

出火原因などは明らかになっていないが、火は消防隊によって速やかに消し止められた。

French firefighters on strike hold red flares as they stand on the top of a Parisian building during protests

画像提供, Reuters

この日はフランス全土で100万人以上がデモに参加。内務省によると、パリでは11万9000人が抗議に集まった。

パリでの抗議はおおむね平和的だったが、マスクを着けた暴徒と警察が散発的に衝突した。ロイター通信によると、暴徒らは店舗の窓を割ったり、街灯や標識などを破壊したり、ファーストフードのマクドナルドの店舗を襲撃したりしたという。

また警官1人が意識不明に陥ったが、同僚によって安全に搬送されたという。

AP通信は、警察が催涙ガスを使用した一方、花火などを投げつけられていたと報じた。パリでは33人、全国では合わせて80人が逮捕されたとうい。

抗議参加者はロイター通信の取材で、「この改革にも反対しているし、民主主義がもう何の意味も持たないという事実にも本当に反対している」、「私たちの声が政治に反映されていない。うんざりしている」と語った。

AFP通信が取材した別の参加者は「抗議することで、自分たちの声を届けられる(中略)他の方法では改革案を取り下げられない」と話した。

抗議ではほかにも、鉄道の運行や石油精製施設に影響を及ぼした。また、教師やシャルルドゴール空港の職員が、ストライキを行っている。

このほか、北部ルーアンや西部ナント、レンヌ、ロリアンといった都市で警察との衝突が起きた。

ナントで抗議に参加した市民は、「フランスでは、通りで抗議する市民こそが正当だ。マクロン氏がこの歴史的現実を覚えていないなら、彼がここで何をしているのか分からない」と話した。

フランスでは1月以降、年金受給年齢引き上げをめぐる抗議集会が9回開催されており、労働組合は28日にも10回目の実施を呼びかけている。

3月6日にストを開始したパリのごみ収集業者は、27日までストを続けると発表した。

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2023-03-24 00:53:07Z
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