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だいたい３分でわかる米韓首脳会談ということで、キーワードはこちら「結局得したのは北朝鮮？」。どういうことなの？早速見てみましょう。 こちらは首脳会談の写真です。昼食を食べながら行われたのですが注目は料理。カニを使った「クラブケーキ」です。海産物が好きな文在寅（ムン・ジェイン）大統領のために選ばれたメニューで、韓国メディアは、ハンバーガーが出された菅総理の会談とは対照的だと報じています。 さらに文大統領、外国のトップとして初めて名誉勲章の授与式に出席し、一緒に写真を撮る演出にもこの笑顔。その会場に目を向けてみると・・・、何か違和感、感じません？出席者はマスクをしてません。なんと握手や頬寄せまでしてます。アメリカでワクチン接種の完了者はマスク不要という新たなガイドラインが出たため、親密ぶりが強くアピールされた形です。 バイデン大統領と世界で２番目に会うトップに選ばれた文大統領。会談は終始和やかで、会見中には、こんなリップサービスまで飛び出しました。 「Ｋ－ＰＯＰは全世界的だ。今、笑っている方々は、誰の話をしているのか知っているようだ。アカデミー賞を今年は韓国の俳優が助演女優賞で受賞。去年は『パラサイト』が４部門で受賞した」（アメリカ バイデン大統領） ただ国内では任期が１年を切り、支持率は低下。今回はどうしても成果をあげたかったんです。特に欲しかったのは２つ。北朝鮮との対話。今回、具体策こそ示せませんでしたが、協力してチャンスを探ることで一致しました。もう１つ、韓国の人たちが期待しているのがワクチン。今回、韓国で生産する道筋ができました。どちらも、まずまずの結果を得ることができたんです。 でも、こうした“お土産”や“おもてなし”で韓国が迎えられたのはなぜか？背景にあるのが中国の脅威です。軍事、経済ともにすごい勢いでアメリカにとっては北朝鮮より、中国の方がずっと気になるんです。最近、韓国は最大の貿易相手国で経済的な結びつきが強い中国になびいているように見えるので、なんとか自分たちの側に引き込みたいんです。ただこうした状況を虎視眈々と狙うのが北朝鮮。自分たちにかかる圧力が減れば、兵器開発などにかける余裕もできます。アメリカが対中国を優先させることで最も得をするのが、北朝鮮なんですね。その北朝鮮が、今、力を入れているのが兵士も動員される田植え。一方で、アメリカは水面下で接触を試みているようですがどう出るか？駆け引きが続きます。（22日22:07）
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2021-05-22 13:36:56Z
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