文大統領、ハリス副大統領やペロシ下院議長らと面会 米国の移民問題の解決策についても協議
在任中4度目に米国を訪問した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、今回の訪米期間に女性副大統領や女性下院議長らと面会し、「移民者」や「女性」などマイノリティと関連した幅広い議論を行った。ドナルド・トランプ前大統領在任当時、白人男性の大統領と副大統領に会ったのとは異なり、米国の“多様性”と向き合った。 文大統領は21日(現地時間)、ハリス副大統領と面会し、韓米同盟の発展や北朝鮮核問題の解決に向けた協力案、移民問題などについて話し合ったと、大統領府が明らかにした。ハリス副大統領は米国史上初の女性副大統領であり、初の黒人副大統領でもある。同日、ハリス副大統領はグアテマラやホンジュラス、エルサルバドルなど中米3カ国出身の移民問題に対する根本的な解決策が必要だと強調し、韓国に関心と支援を要請した。文大統領は、深刻な貧困を減らすための開発事業など、実質的な協力案をともに模索していこうと述べた。 ハリス副大統領は就任後、バイデン大統領からメキシコとの国境地域に押し寄せる移民問題の解決を任されている。バイデン大統領は、前任のトランプ大統領が進めた国境の壁の建設を中止し、代案を模索すると明らかにした。 文大統領はハリス副大統領と、最近米国内でアジア系を対象にしたヘイトクライム(嫌悪犯罪)に対する深い憂慮を分かち合い、在米同胞のコミュニティに対する関心と支援を求めた。 これに先立ち、文大統領はナンシー・ペロシ下院議長から、米議会が日本軍「慰安婦」被害者問題の解決に向けて努力しているという話も聞いた。ペロシ議長は、米国議会を訪問した文大統領との懇談会で「2007年、米下院に慰安婦関連決議を出したことがあり、安倍晋三前首相と面会した際も数回にこのことについて言及した」とし、「正義の実現を見届けたい」と述べた。韓米日3カ国協力を強調するバイデン政権が歴史問題で冷え込んだ韓日関係を懸念する状況で、ペロシ議長のこの日の発言は(日本軍「慰安婦」被害者問題が)「戦争犯罪に蹂躙された人権の問題」であることを強調してきた韓国政府を後押しするものと見られる。大統領府関係者は「文大統領が(ペロシ)下院議長が話し合う中で出てきた話」だと説明した。ペロシ議長は昨年、文大統領から届いた年賀状を取り出し、「とてもきれいで、大切にしている。人類の平和と繁栄のため絶えず努力しているという話も感動的だった」と述べ、注目を集めた。 この日の懇談会には民主党のアンディ・キム(ニュージャージー州)、マリリン・ストリックランド(韓国名・スンジャ/ワシントン州)、共和党のミシェル・パク・スティール(パク・ウンジュ/カリフォルニア州)、ヨン・キム(キム・ヨンオク/カリフォルニア州)ら韓国系下院議員4人も全員出席した。韓服(韓国の伝統衣装)を着て議員宣誓をしたことで話題を呼んだストリックランド議員は「韓国で生まれ米国の議員になり、韓服を着て議員宣誓をすることができて、胸が一杯になった」と語った。アンディ・キム議員は「両親が50年前に貧しい韓国から米国に移民してきた。下院議員になって大韓民国の大統領に会えて、とても感激した」と感想を述べた。昨年11月、米連邦下院議員選挙では、アンディ・キム議員が再選を果たしたうえ、ストリックランド議員やスティール議員、ヨン・キム議員が初当選し、米議会の韓国系議員は1人から4人に増えた。女性下院議長や女性副大統領に会った文大統領は22日、アフリカ系米国人として初めて枢機卿に任命されたウィルトン・グレゴリー枢機卿兼ワシントン大司教と面会する予定だ。 イ・ワン記者、ワシントン共同取材団(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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2021-05-21 22:51:32Z
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