【ワシントン=黒瀬悦成】ブリンケン米国務長官は23日、ベラルーシ当局が同国上空を飛行中の旅客機を強制着陸させ、乗っていた同国の反体制派記者、プロタセビッチ氏を拘束したことを強く非難し、同氏の即時釈放を要求した。
ブリンケン氏は声明で「ルカシェンコ政権による衝撃的な行為は、米国民を含む120人以上の乗客の生命を危険にさらした」と批判。また、プロタセビッチ氏の拘束にベラルーシ治安部隊が関与したとされることや、同国軍機が旅客機を護送したことを「憂慮する」と強調した。
ブリンケン氏はその上で「報道機関の独立は、法の支配を下支えする枢要な柱で、民主社会に不可欠な構成要素だ」と指摘し、「米国は、ルカシェンコ体制が記者たちに対して嫌がらせや恣意(しい)的な拘束を実施し続けていることを改めて強く非難する」とした。
さらに、ベラルーシの人々が自由で民主的で繁栄した未来を望む一方、自国の体制に人権と基本的自由を求める立場を米国として支持すると表明した。
米政府は、昨年8月に実施されたベラルーシ大統領選で不正があったとして、10月にカラエフ内相を含む同国政府高官8人を制裁対象に指定。12月にも中央選管や、抗議デモを弾圧した首都ミンスクの特別警察部隊など4団体と40個人を制裁対象にするなど、ロシアのプーチン政権を後ろ盾とするルカシェンコ体制に対する圧力を強めている。
ベラルーシ、民間機を強制着陸 搭乗の反体制派拘束 欧米、一斉に非難
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2021-05-24 04:58:00Z
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