Senin, 24 Mei 2021

米、ベラルーシ強制着陸を「強く懸念」 ロシアに伝達(写真=ロイター) - 日本経済新聞

サリバン米大統領補佐官はロシア政府高官と会談し、首脳会談の調整を進めた=ロイター

【ワシントン=中村亮】バイデン米大統領は24日の声明で、ベラルーシ当局が民間機を強制着陸させて反体制派メディアの創設者を拘束したことについて「最も強い言葉で非難する」と強調した。欧州連合(EU)に続き、ベラルーシに対する制裁措置を辞さない構えを見せた。

バイデン氏は強制着陸などについて「国際規範に対する直接的な侮辱だ」と糾弾した。欧州連合(EU)がベラルーシ制裁を決めたことを歓迎すると表明。「実行犯に責任を取らせるための適切な選択肢」を検討するよう関係当局に指示したと明らかにした。ベラルーシ当局が拘束した反体制派メディアの共同創設者ロマン・プロタセビッチ氏の解放も要求した。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は24日、ベラルーシの反体制派スベトラーナ・チハノフスカヤ氏と電話した。サリバン氏は民主主義や人権、自由を求めるベラルーシ国民を強く支持する考えを伝えた。プロタセビッチ氏の拘束を受け、民主主義を求める機運が後退しないよう活動家を後押しする狙いがあるとみられる。

ロイター通信によると、サリバン氏は24日にロシアのパトルシェフ安全保障会議書記とスイスで会談した。サキ米大統領報道官によると、サリバン氏はベラルーシ当局が民間機を強制着陸させたことについて「強い懸念」を伝えた。ベラルーシと関係が深いロシアに問題解決を促したとみられる。

ホワイトハウスが会談後に発表した声明によると、両氏は「米ロ関係の正常化が双方にとっての利益であり、世界の予見性や安定に資する」との認識で一致した。会談について「調整中の首脳会談の準備に向けて重要なステップだった」と指摘。米ロ両政府は6月の首脳会談の実現に向けて最終調整に入った。AP通信によると、スイスが開催地に浮上している。

米ロ外相も19日にアイスランドで会談していた。米国はロシア政府による人権侵害やサイバー攻撃、選挙介入に厳しく対処する姿勢を崩していないが、対立に歯止めをかけるため対話にも前向きになっている。

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2021-05-24 21:39:04Z
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