北朝鮮の国務委員長に再推挙された金正恩(キム・ジョンウン)氏の称号に「最高代表者」という修飾語が追加されたことが14日に確認された。13日の最高人民会議で憲法を改正し金正恩氏に国家代表の資格、すなわち対外的国家元首の地位を付与した可能性が提起される。
この日朝鮮労働党機関紙の労働新聞は、前日に平壌(ピョンヤン)の金日成(キム・イルソン)広場で開かれた中央群衆大会について報道し、金委員長に対して「全体朝鮮人民の最高指導者」と呼んだ。
労働新聞は「偉大な金正恩同志が全体朝鮮人民の最高代表者であり共和国の最高指導者である朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長として高く推戴された」と伝えた。
北朝鮮はこれまで金委員長は「同志」や「最高指導者」などと表現してきたが、今回の最高人民会を経て「最高代表者」という呼称が追加された。
これに先立ち崔竜海(チェ・ヨンヘ)最高人民会議常任委員長兼国務委員会第1副委員長も11日の全体会議で金委員長を再推戴する演説をしながら「最高代表者」と呼んでいる。
崔常任委員長は演説で金委員長を「共和国の最高首位」「全体朝鮮人民の最高代表者」などと呼んだ。
これに対し北朝鮮が最高人民会議で憲法改正をしながら金委員長に名目上の国家元首の地位まで与えたのではないかとの観測が出ている。これまでは最高人民会議常任委員長の地位だった。
北朝鮮メディアは11日に開かれた最高人民会議第14期代議員会議の案件として社会主義憲法改正があったと明らかにしたが、具体的内容は言及しなかった。
北朝鮮憲法には最高人民会議常任委員長が国を代表するという文言だけが明示されている。もし今回この文言が修正されたとすれば最高代表者が国を代表するなどに変更された可能性もある。
http://news.livedoor.com/article/detail/16315055/
2019-04-14 04:12:00Z
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