[シンガポール 23日 ロイター] - アジア時間の原油先物は2019年の高値に上昇している。米政府がイラン産原油の禁輸措置について、適用除外を5月に撤廃すると決定したことが背景。
ただアナリストの間では、他の産油国に十分な余剰生産能力があるとの見方も浮上している。
0628GMT(日本時間午後3時28分)時点で、北海ブレント先物LCOc1は0.7%高の1バレル=74.58ドルと、2018年11月以来の高値。
米WTI原油先物CLc1は0.8%高の1バレル=65.10ドルと、2018年10月以来の高値に値上がりしている。
米政府は22日、イラン産原油の禁輸措置について、日本を含む8カ国・地域に対する適用除外措置を打ち切ると発表し、5月1日までに輸入を全面停止するよう求めた。[nL3N2243MS]
リフィニティブのデータによると、イランの産油量は、昨年に米国が再び制裁を発動するまでは日量約300万バレルと、石油輸出国機構(OPEC)加盟国で上位4位だったが、4月の輸出は日量100万バレルを大幅に下回っている。
バークレイズはリサーチノートで、米国の決定は多くの市場参加者を驚かせたとし、「原油市場の大幅なタイト化につながる」との見方を示した。
また、イラン産原油の輸出をゼロにする米国の目標は「今年の北海ブレント先物の平均価格が現時点の1バレル=65ドルに対して、70ドルになるとしているわれわれの現在の予想にかなり上向きのリスク」をもたらすと指摘した。
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https://jp.reuters.com/article/global-oil-idJPKCN1RZ0KN
2019-04-23 07:27:00Z
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