インドネシア政府は29日、首都をジャカルタからジャワ島外に移転すると閣議決定した。交通渋滞による巨額の経済損失や、洪水被害を受けやすい点を問題視した。政府は移転先候補地を示していないが、地元メディアはジャワ島北方のカリマンタン島が有力としている。国会承認などが必要で、実際の移転には5~10年かかる見通し。
記者会見したバンバン国家開発企画庁長官によると、新たな首都には省庁や国会、国家警察本部、憲法裁判所などを移転。ジャカルタにはインドネシア銀行や投資調整庁を残し、経済の中心地としての機能を維持する方針。ジャカルタの渋滞による経済損失は2013年に56兆ルピア(約4400億円)に達したという。
ジョコ大統領は閣議冒頭「(移転には)よく練られた計画と詳細な準備が必要だ」と述べ、長い時間をかけて適切な移転先を探す方針を示した。(共同)
https://www.sankei.com/world/news/190429/wor1904290021-n1.html
2019-04-29 11:59:00Z
52781692277223
Tidak ada komentar:
Posting Komentar