[ワシントン/ロンドン/マナマ(バーレーン) 10日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派が9日に実施した紅海南部の国際航路に向けたドローン(無人機)・ミサイルによる攻撃について、シャップス英国防相はフーシ派による同地域でのこれまでで最大規模の攻撃と述べた。
米中央軍は9日、フーシ派が発射した無人機18機と対艦巡航ミサイル2発、対艦弾道ミサイル1発を米英軍が撃墜したと発表。負傷者や被害は報告されていないという。 もっと見る
シャップス氏は記者団に対し「これは持続不可能な状況だ」と指摘。英国と国際的パートナーによるさらなる措置の可能性に言及した上で、フーシ派によるこのような攻撃が「継続することは許されない」とした。
ブリンケン米国務長官は10日、紅海でのフーシ派による継続的な攻撃には結果が伴うとしたほか、米国は他国と同様にイランに対し、フーシ派への支援を止める必要があると繰り返し明示してきたと述べた。
フーシ派の報道官はイスラエルに「支援を提供」している米国の船に向けて大量の弾道ミサイルや無人機を発射したと発表。攻撃の時間や被害については明言しなかったが、フーシ派の兵士10人が殺害された以前の米国の攻撃への対応とした。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、フーシ派による紅海での攻撃が「エスカレート」しており、米国は紛争を求めていないものの、こうした攻撃が継続すれば、米国は次の措置についてパートナー国と協議すると述べた。
さらに「フーシ派の主張にかかわらず、世界中の国々とつながりのある商船が標的となっており、その多くはイスラエルとは全く関係がない」とし、紅海における商船の運航を守るため尽力すると言明した。
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2024-01-10 19:30:00Z
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