中国の外相だった秦剛氏(57)が25日に解任されたことについて、中国外務省の毛寧副報道局長は26日、定例記者会見で、秦氏の解任やその理由などについて「この問題については新華社通信がすでに発表している」「提供できる情報はない」と、ときおりいら立った表情を見せながら繰り返した。中国の大国外交の「顔」である外相の交代についての説明は一切なく、中国の不透明さを改めて国際社会に印象づけた。
秦氏は2021年に駐米大使、昨年末には56歳9カ月という異例の若さで外相に就任。今年3月には副首相級の国務委員も兼務するなど、スピード出世を重ねた。背景には、習近平国家主席の外国訪問に関する調整を担当していた秦氏が、その忠誠心などから習氏の信頼を得たことがあるとされる。また、報道担当も長く、強気の発言姿勢が習氏の求める外交スタイルに合っていたとの見方もある。
しかし、外相就任から約半年後の6月25日にスリランカやベトナム、ロシアの高官らとそれぞれ会談したのを最後に動静が途絶えていた。公の舞台から姿を消したことで、さまざまな臆測が広がった。香港メディアは「新型コロナウイルスに感染した」と伝え、台湾メディアなどは、香港フェニックステレビの女性キャスターとの不倫疑惑を報じた。実態は不明だが、習氏の引きで外相ポストへ駆け上がったとされるだけに、その解任理由は習氏の怒りを買うような案件だった可能性がある。
中国外務省は…
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2023-07-26 12:18:09Z
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