Minggu, 16 Juli 2023

韓国で大雨被害、土砂崩れや冠水 多数死亡 - BBCニュース

Rescue work near a completely submerged underpass in Cheongju, South Korea. Photo: 15 July 2023

画像提供, Reuters

韓国で15日までに、西部から東部にかけて激しい雨が降り続き、川の氾濫や土砂崩れのため少なくとも26人が死亡し、10人が行方不明となっている。中部の忠清北道・清州では地下車道に水が流れ込み、少なくとも19台の車両が立ち往生しているとされる。

韓国では今月13日以降、西部・忠清南道から東部・慶尚北道にかけての広い範囲で雨が降り続け、川の氾濫や土砂崩れが各地で発生している。

首都ソウルでは15日早朝、豪雨の影響で約4000世帯が停電。135人が避難した。

同様に複数の自治体が住民に避難指示を出している。韓悳洙(ハン・ドクス)首相は軍に救助活動の支援を要請した。

韓首相は、大雨の影響から国民の命を守ることが最優先だとして、「すべての公務員は、雨季が終わるまで警戒を続け、必要な対応をとる必要がある」と現地メディアに話した。

韓国メディアによると、15日の全国での降水量は300ミリに達した。韓国気象庁によると、韓国の年間降水量は1000~1800ミリで、その大半は夏季に降る。

川の氾濫に見舞われた地域の空撮映像では、茶色い水に覆われた中から建物の屋根だけが見える場所が多い。.

聯合ニュースが忠清北道・清州の消防当局の話として伝えたところによると、15日には水が急激に地下車道に流れ込み、中にいた車両や乗っていた人たちは脱出できなかったのだという。これまでに1人の死亡が確認され、9人が救助された。

聯合ニュースによると、15日朝には中部・槐山でダム湖の水があふれ始め、約6400人が緊急避難した。ダム周辺の低地にある村や道路が冠水し、一部の住民が自宅で立ち往生した。

忠清北道では15日午後、土砂崩れで列車が脱線。機関士1人が負傷した。乗客は乗っていなかったという。

コーレイル(韓国鉄道公社)は、一部の列車の運行停止を発表した。

韓国気象庁は、19日ごろまでさらに大雨が続くと予報。気象状況はきわめて危険だと警告した。

アジア各地で大雨被害、原因は?

雨季が続くインド、中国、日本、フィリピンなどアジア各地ではこの2週間ほど、大雨とそれに伴う土砂崩れや氾濫の被害が相次いでいる。7月にはアジア一帯で100人以上が大雨の影響で死亡している。

NHKによると、日本の九州では7月10日の記録的な大雨で、福岡県で5人、佐賀県で3人、大分県で1人の死亡が14日までに確認された。

インド北部では今月に入り100人近くが大雨を原因とした土砂崩れや鉄砲水、建物の倒壊などで死亡している。首都デリーでは地下鉄の一部が運行停止となり、冠水した道路を使わざるを得ない人が通常より増える事態になっている。

中国各地でも大雨被害で多数が死亡。西部の重慶市では今月初め、大雨で増水した河川の濁流に建物が流される様子が撮影された。

カンボジアの首都プノンペンでも今月初めに集中豪雨で、市内の14地区で冠水が起きた。

フィリピンでは13日朝のラッシュ時に、首都マニラ周辺で洪水が多発し、マニラに入る幹線道路で全長17キロの渋滞が発生した。ニノイ・アキノ国際空港からの出発便も一部キャンセルされた。

洪水発生の原因は複合的だが、気候変動に伴う温暖化の影響で、極端な豪雨が起きやすくなると多くの科学者は説明する。気温が上がれば上がるほど、大気中に存在できる水蒸気の量が増えるからだ。

世界気象機関(WMO)のステファン・ウーレンブルック水文・水・雪氷圏局長は13日、日本のような先進国は気象災害に対して厳重な警戒態勢を常に敷いており、「洪水管理についても万全の準備態勢を整えている」ものの、「多くの低所得国にはそのような洪水警報の仕組みがなく、水防設備はほとんどなく、体系的な洪水管理がない」と指摘。そのためWMOは低所得国の状況改善に注力していくと、方針を強調した。

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2023-07-16 02:42:11Z
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