ロシア下院は25日、徴兵の対象年齢の上限を現行の27歳から30歳に引き上げる法案を可決した。ロシアは、侵攻を続けるウクライナで支配下に置いた土地を防衛するため、兵士を増員しようとしている。
下院国防委員会のアンドレイ・カルタポロフ委員長は、同法案は大規模な紛争を念頭に置いたものだと説明。
「すでに大きな戦争のにおいがする」と、議員たちに語った。
また、現在は徴兵を回避できる人が多すぎると主張した。
法案成立には上院での可決と、ウラジーミル・プーチン大統領の承認が必要だが、こうした手続きは形式的なものと見られている。プーチン氏の署名を経て、来年1月1日に施行される見通し。
徴兵年齢を18~27歳から21~30歳に変更しようとしていたロシア国防省の当初の提案よりも、さらに踏み込んだものになっている。年齢の下限は変わらず、18~30歳が徴兵の対象となる。
「人口動態が深刻で、動員資源の規模に影響を与えることから、草案の文言が変更された」のだと、カルタポロフ氏はロシアメディアに述べた。
そして、「多くの若者は18歳で兵役に就くことを望んでいる」と付け加えた。
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徴兵年齢に達したすべての男性は、1年間の兵役を義務付けられる。
ロシアはウクライナでの約1年半におよぶ戦闘で多くの死傷者を出したと考えられている。ただ、ロシア国防省はその人数を公表することには消極的だ。
今回の法案では、招集日以降は出国が禁止される。
徴兵に応じない場合、最大3万ルーブル(約4万7000円)の罰金が科せられる。
今月24日にはプーチン氏が、予備役の対象となる年齢の上限を5歳引き上げ、55歳までとする改正法案に署名し、成立させた。
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2023-07-26 03:53:26Z
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