タス通信は7日、ロシア連邦保安局(FSB)が3月に拘束した米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのモスクワ特派員エバン・ゲルシコビッチ記者をスパイの罪で起訴したと報じた。拘束の長期化が見込まれ、即時釈放を求めているバイデン米政権が反発するのは必至だ。ゲルシコビッチ氏は罪状を否認している。
冷戦終結後、米メディア記者がロシアで拘束されるのは初めてで、起訴はロシアのウクライナ侵攻を巡って激しく対立する米ロの新たな火種となる。モスクワの裁判所で18日にゲルシコビッチ氏の弁護側による異議申し立ての審理が開かれる見通し。
ゲルシコビッチ氏は米国籍で、モスクワ支局でロシアやウクライナを担当。ロシア独立系メディアによると、ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員募集や、ウクライナ侵攻への市民の受け止めを取材していた。
FSBは3月30日、軍産複合体に関する機密情報を入手しようとしたとして中部エカテリンブルクで身柄を拘束した。
米上院の民主党トップ、シューマー院内総務と共和党トップのマコネル院内総務は4月7日「ジャーナリズムは犯罪ではない。記者を脅して抑圧しようとするロシア政府を非難する」との共同声明を発表した。
ブリンケン米国務長官は2日、ロシアのラブロフ外相と電話会談し、拘束は受け入れられないと伝えた。ラブロフ氏は、国家機密入手を試みた現行犯でゲルシコビッチ氏を拘束したと述べ、双方の主張は平行線のまま終わった。(共同)
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2023-04-08 00:54:30Z
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