【ニューヨーク=平田雄介】国連安全保障理事会は3月31日、ロシアが戦術核兵器を同盟国ベラルーシに配備すると決定したのを受け緊急会合を開催。日米の代表がウクライナを侵略するロシアによる「新たな核の脅しだ」と非難し、核不拡散体制の崩壊につながると危惧する声も相次いだ。
会合では、国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長がロシアとベラルーシも加入する核拡散防止条約(NPT)の順守を求め、「全ての国は緊張を高め誤算を生むような行為を避けるべきだ」と呼びかけた。
米国のトッド国連次席大使は「緊張を高めているのはロシアだ」と非難。ロシアが、ウクライナの核放棄と引き換えに安全を保障すると米英ウクライナと定めたブダペスト覚書を破り侵略を始めたことなどに言及し、核を巡るロシアの順法精神の欠如を指摘した。
露中は3月21日の首脳会談後の共同声明で、全核保有国に対して国外に核兵器を配備しないよう求めた。この数日後にロシアはベラルーシへの配備方針を表明した。中国の耿爽(こうそう)国連次席大使は31日の安保理会合で、ロシアの配備計画に関する直接的な批判はしなかったが、「中国は核兵器を国外に配備しないよう主張している」と述べ、ロシアと一線を引いた。
ロシアのネベンジャ国連大使は「ベラルーシに配備する戦術核はロシアの管理下にある」と述べ、NPTが定める「核不拡散に関する国際義務に違反しない」との認識を示した。
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2023-04-01 02:18:38Z
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