南米で唯一、台湾と外交関係をもつパラグアイの大統領選挙で、現地のメディアは台湾との外交関係の維持を主張する与党候補のペニャ氏が勝利したと伝えました。
任期満了に伴うパラグアイの大統領選挙は30日、投票が行われました。
パラグアイの選挙管理当局の集計によりますと、開票率95%時点での得票率は
▽右派の与党候補で元財務相のサンティアゴ・ペニャ氏が42.8%
▽中道の野党連合の候補で元下院議長のエフライン・アレグレ氏が27.5%、
などとなっています。
現地のメディアはペニャ氏が勝利したと伝えました。
ペニャ氏は首都アスンシオンで支持者を前に演説し「パラグアイ国民は社会の安定と対話、そして融和を求めた。私たちが望むパラグアイを実現する」と述べ、勝利を宣言しました。
パラグアイは台湾が外交関係をもつ13か国のうちの1つで、南米大陸では唯一、台湾との関係を維持しています。
今回の選挙では、台湾との外交関係を維持するかどうかが争点のひとつになり
▽ペニャ氏が台湾との関係維持を主張したのに対し、
▽アレグレ氏は農産物の輸出拡大のため、台湾と外交関係を断絶して、新たに中国と国交を結ぶ可能性を示唆してきました。
中南米では、ことし3月、ホンジュラスが台湾と外交関係を断絶するなど中国と国交を結ぶ国が相次いでいますが、パラグアイでは長年、台湾との友好関係を維持してきた右派政権が継続する見通しとなりました。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vd3d3My5uaGsub3IuanAvbmV3cy9odG1sLzIwMjMwNTAxL2sxMDAxNDA1NDcwMTAwMC5odG1s0gFCaHR0cHM6Ly93d3czLm5oay5vci5qcC9uZXdzL2h0bWwvMjAyMzA1MDEvYW1wL2sxMDAxNDA1NDcwMTAwMC5odG1s?oc=5
2023-05-01 01:27:17Z
1989151218