2020年08月22日01時25分
【モスクワ時事】原因が分からないまま意識不明の重体に陥り、西シベリアの病院に入院中のロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)について、病院の医師は21日、体内などから「毒物やその痕跡は見つかっていない」と述べた。
ナワリヌイ氏は20日、西シベリアの都市からモスクワに向かう旅客機内で体調が急変した。同氏の関係者は、空港で飲んだお茶に毒が盛られていた可能性があると指摘している。
一方、地元の内務当局は21日、科学的検査の結果、ナワリヌイ氏の衣服や手、爪や髪から工業化学物質が検出されたと発表。情報が錯綜(さくそう)している。
ナワリヌイ氏の家族はドイツで治療を受けるための移送を希望したが、病院は症状が安定していないとして拒否。しかし、インタファクス通信によれば、21日夜、移送が許可された。
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2020-08-21 16:25:00Z
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