中国国防省の呉謙報道官は25日、中国軍の北部戦区が実弾演習のために設定した飛行禁止区域に米軍のU2偵察機が同日、無断で進入し、軍の訓練を妨害したとして、米国を非難する声明を出した。
呉氏は「(無断進入が)誤った判断を引き起こし、海空での不測の事態を招くこともある。あからさまな挑発行動であり、中国は断固反対する」と表明。米側にすでに抗議したことも明らかにした。
中国軍は7月以降、新型コロナウイルス拡大の影響で滞っていた軍事演習を次々と再開させており、海軍は現在、渤海や黄海、南シナ海で演習を行っている。国防省は「あくまで年度計画に基づくものであり、他意はない」と説明するが、米側は警戒を強めている。(北京=冨名腰隆)
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2020-08-26 01:27:25Z
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