Selasa, 25 Agustus 2020

米国務長官が異例の党大会演説…現職による外交成果の誇示、民主は反発「法律違反の恐れ」 - 読売新聞

 【ワシントン=横堀裕也】米大統領選に向けて開催中の共和党大会は25日、外遊中のポンペオ国務長官がビデオ演説し、トランプ政権の外交成果を誇示した。現職の国務長官が党大会で演説するのは異例だ。民主党は、連邦職員の政治活動を禁じた法律に抵触する可能性があると反発している。

 演説はイスラエルで収録された。ポンペオ氏は、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことや、米国の仲介でイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)が国交正常化で合意したことなどを実績として挙げた。キリスト教右派の福音派やユダヤ系団体などトランプ氏の支持基盤にアピールする狙いだ。

 また、「北朝鮮との交渉を経て核実験などは行われていない」とアピールした。

 一方、民主党側は批判を強めている。米下院外交委員会の監視・調査小委員会で委員長を務めるホアキン・カストロ氏は25日、連邦職員の政治活動を禁じた「ハッチ法」などに違反する恐れがあるとして調査を始めたと発表した。カストロ氏は声明で「国務長官が税金を使った外遊先から政治的な党大会に参加するのは受け入れられない」と訴えた。

 この日の党大会では、メラニア大統領夫人もホワイトハウスのローズガーデンから応援演説を行い、新型コロナウイルスについて「夫は有効な治療法やワクチンが得られるまで闘い続ける」と訴えた。これに対し、民主党側からは「ホワイトハウスを政治活動の場として利用すべきではない」といった批判も出ている。

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2020-08-26 04:03:00Z
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