米国各地で学校が再開している(28日、ミシガン州)=AP
【ニューヨーク=吉田圭織】米国の新型コロナウイルスの累計感染者数が31日、600万人の大台を超えた。2500万人超の世界の感染者の24%を占める。マスク着用の徹底などで増加ペースは鈍化しているものの、幅広い地域で学校の再開を控え、感染再拡大への警戒は根強い。
米ジョンズ・ホプキンス大の調べによると、全米の感染者数は31日午後(日本時間9月1日未明)の時点で601万人に達した。国別ではブラジル(386万人)やインド(362万人)を上回り最多の状態が続く。累計の死者数も約18万人と世界で最も多い。
一方、米国の感染拡大ペースは鈍化している。7月には15日ほどで100万人増えていたが、今回、500万から100万人増えるのに22日かかった。
約2メートルの距離を取る「ソーシャル・ディスタンシング」の徹底に加え、マスクの着用が広がった影響が大きい。マスク義務化の動きを調べる「マスクス4オール」によると、サウスダコタ州以外の全州である種のマスク着用が義務付けられている。一日あたりの新規感染者は足元で約3万5千人と、7月のピークから半減した。
一方、新学期が秋に始まり、学校再開で感染が再び増えてしまう懸念もある。再開した複数の大学では既に感染拡大が確認され、19日に授業を再開したアラバマ大学では新たに1000人以上の学生が感染した。
ニューヨーク州のクオモ知事は31日、各地の大学の感染者急増を受け、「同じ現象が幼稚園や小中高校でも再現される」と警告し、学校が定めた措置を守るように呼びかけた。
秋に気温と湿度が下がると、ウイルスの生存期間が長引くとの研究結果も出ている。カンザス州立大学が30日に発表した調査によると、ウイルスがガラスや紙幣などの表面に生存できる期間が秋には1週間以上と、1日~3日の夏より長いことが分かった。
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2020-08-31 20:03:30Z
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