Kamis, 27 Agustus 2020

中国、米駆逐艦の「侵入」を非難 「不測の事態」を警告 - 産経ニュース

 対艦弾道ミサイル「東風21D」=北京(共同)
 対艦弾道ミサイル「東風21D」=北京(共同)

 中国人民解放軍で南シナ海を管轄する南部戦区の報道官は27日夜、米海軍のミサイル駆逐艦「マスティン」が同日、中国が領有権を主張する南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島の「領海に侵入した」と非難する談話を発表した。駆逐艦に現場から離れるよう要求したという。

 報道官は海空の兵力を動員して駆逐艦の全行程を追跡、監視したとし、「不測の事態」を避けるため米側は挑発行為をやめるべきだと警告した。付近の海域では中国軍が演習中で、米中両軍の偶発的な衝突への懸念が現実味を増してきた。

 一方、米国防総省は27日「中国が南シナ海で軍事演習を行い、弾道ミサイルを発射したことを懸念している」とする声明を発表した。演習は「南シナ海での主権を不法に主張する中国の行動の一環だ」とし、南シナ海を軍事拠点化しないという中国の言い分とは矛盾していると批判した。

 中国は南シナ海のほぼ全域の管轄権を主張。中国軍による海洋支配に警戒を強める米軍は、頻繁に航空機や艦船による偵察を増やしている。(共同)

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2020-08-27 23:00:00Z
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