Selasa, 25 Agustus 2020

重体の活動家は毒物による中毒 EUがロシアに調査要求 - 朝日新聞デジタル

 意識不明の重体が続くロシアの反政権活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏の治療にあたっているドイツの病院が、同氏は毒物による中毒症状を示しているとの診断結果を発表した。同氏の側近らはプーチン政権の関与を主張する一方、ロシア側は毒物中毒を否定。欧州を巻き込んで外交問題に発展する可能性がある。

 診断結果は24日、ベルリンのシャリテ大学病院が発表した。ナバリヌイ氏の症状は、神経の働きを支える酵素「コリンエステラーゼ」の機能を阻害する物質による中毒とみられる。同様の物質は神経剤や農薬などにも使われており、特定に向けた分析を進めている。差し迫った命の危険はないとする一方、「神経系に長期的な後遺症が残る可能性がある」という。

 ナバリヌイ氏は20日、体調不良を訴えた後、意識不明の状態でロシア中南部オムスクの病院に入院。同行していた側近らが「政権に毒を盛られた」として欧州への転院を求め、22日、ベルリンに特別機で搬送された。病院側が当初、転院を拒んだこともあり、政権の関与を疑う見方は支持者らの間に拡大していた。国外でもロシアの主張に対する懐疑的な見方が強まった。

 ただ、政権の関与を示す具体的な証拠は出ていない。それでも政権に疑いの目が向けられるのは、過去にも反政権派らの暗殺や暗殺未遂事件が相次いでいるためだ。

 2006年には、ロシアの元情報将校が亡命先のロンドンで放射性物質による中毒で死亡。英南部では18年にロシアの元スパイが旧ソ連が開発した神経剤で襲われた。英政府は両事件ともロシアの情報機関が関与したと断定したが、ロシア側が否定し、外交問題に発展した。

 ドイツのメルケル首相は24日、「(ナバリヌイ氏の)野党政治家としての重要性を考え、ロシアは透明性をもって、迅速に調査するべきだ」と声明を発表。欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表も同日の声明で、「国際社会とロシア国民が事実を求めている」として、ロシアに独立機関による調査を求めた。ただ、ロシアの病院は「毒物は検出されなかった」と結論づけている。ロシア大統領府のペスコフ報道官も25日、「(同様の症状は)様々な薬の服用でも起きる」と述べており、議論は平行線になりそうだ。

ナバリヌイ氏、反政権勢力の唯一の希望

 ナバリヌイ氏の支持者らの間には、反政権勢力を率いる指導者を失う危機感もある。

 ロシアでは15年、野党指導者…

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