Kamis, 18 Juni 2020

国より自分、政治利益優先か トランプ対中外交に疑念―ボルトン回顧録 - 時事通信ニュース

2020年06月18日20時31分

トランプ米大統領(左)のそばに控えるボルトン前大統領補佐官=2018年5月、ホワイトハウス(AFP時事)

トランプ米大統領(左)のそばに控えるボルトン前大統領補佐官=2018年5月、ホワイトハウス(AFP時事)

 【ワシントン時事】ボルトン前米大統領補佐官が23日に出版する回顧録で、トランプ大統領が11月の大統領選での再選のため、中国の習近平国家主席に農産品購入を通じた支援を求めていたと暴露することが分かった。米メディアが17日、報じた。対中外交で国益より自分の政治的利益を優先していたという疑念を抱かせる内容で、大統領選で中国への強い姿勢をアピールしたいトランプ氏にとって打撃となりそうだ。

【コメントライナー】「それでもトランプ再選」という、これだけの「情報」

 回顧録によると、トランプ氏は昨年6月の大阪での習主席との会談で「中国の経済力」に期待を示し、再選に向け「中国による大豆や小麦購入が重要」という認識を伝えた。習主席が優先課題だと答えると、トランプ氏は「あなたはここ300年で最高の中国の指導者だ」とたたえたという。
 回顧録はトランプ氏の人権軽視の姿勢も詳述。新疆ウイグル自治区でウイグル族を強制収容する施設建設について習主席が理解を求めると、トランプ氏は「前に進めるべきだ」と賛意を表明した。

大阪で会談に臨む中国の習近平国家主席(右)とトランプ米大統領=2019年6月(AFP時事)

大阪で会談に臨む中国の習近平国家主席(右)とトランプ米大統領=2019年6月(AFP時事)

 またこの頃、トランプ氏は香港のデモについて「関わりたくない。われわれも人権問題を抱えている」と発言。中国の天安門事件30周年に際しては「誰が気にするんだ。私は交渉をまとめようとしている」と述べ、声明を出すのを拒んだという。
 トランプ氏は17日のインタビューで「私ほど中国に強く当たってきた大統領はいない」と述べ、内容に反論した。ただ、ボルトン氏は回顧録で「再選と関係ないトランプ氏の外交決定」はほとんどなかったと指摘している。
 民主党の大統領選候補指名を確実にしたバイデン前副大統領は声明で「トランプ氏は自分の政治的未来のために国民を売った。最も大切な民主主義の価値を、薄っぺらい貿易協定の空約束と引き換えにした」と非難した。

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2020-06-18 11:36:14Z
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