【ニューヨーク=西邨紘子】中国でヒトに感染能力を持つ豚インフルエンザの新型ウイルスが認された。29日、中国の研究チームが米科学雑誌「アメリカ科学アカデミー紀要」に掲載した研究で明らかになった。
研究チームは2011年から18年にかけて、中国国内の複数の養豚場で豚からインフルエンザウイルスを採取して分析した。その結果、16年以降にH1N1の変異種「G4ウイルス」の感染が広がりはじめたことが分かった。
養豚場の従業員388人を検査したところ、10%に過去にこのウイルスに感染したことを示す抗体が確認された。既存のインフルエンザウイルスに対する抗体は、このウイルスに効果を持たないことも分かったという。
これまでのところ、G4ウイルスがヒトからヒトに感染を広げた例は確認されていない。ただ、ヒトへの感染例が増えることで次の流行を招くウイルスに変異する可能性が高まるという。研究チームは「養豚業従事者などへのモニタリングの仕組みを早急に導入する必要がある」と注意喚起している。
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2020-06-30 18:15:40Z
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