(ブルームバーグ): エチオピア航空グループは、米ボーイングから737MAX25機を受領する計画を見直していることを明らかにした。5カ月のうちに自社を含む2度の墜落事故を起こした同型機には「汚点」が残ることが理由の一つだとしている。
同社のテウォルド・ゲブレマリアム最高経営責任者(CEO)が5日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで語った。エチオピア航空機がアディスアベバ空港から離陸した数分後に墜落した先月の事故につき、エチオピア当局が前日報告書を発表したばかり。
「数週間前に非常に悲惨な事故を経験したばかりだ。そのことがまだ顧客の頭の中にある。顧客の理解を得ることは当社にとっての難題だ」と語った。
同CEOは、エチオピアは737MAXの残り25機の引き渡しを受けることは現時点ではなく、場合によっては見送りを決める可能性があると述べた。その決断を下すのは、墜落機に使われたシステム向けにボーイングが修正ソフトウエアを提供し、規制当局と他の航空会社がどう対応するかを見届けてからになると話した。
「当社は犠牲者の立場にあるため、他社と状況は全く異なる」とテウォルド氏は説明。「あの旅客機に汚点が残るであろうことは推測できるでしょう」と語った。
同CEOによると、エチオピア航空は737MAXを30機発注し、そのうち墜落機を含む5機の引き渡しを受けている。
原題:Ethiopian Carrier Rethinks 737 Max Purchase, Citing ’Stigma’ (1)(抜粋)
(c)2019 Bloomberg L.P.
Todd Shields, Nizar Manek
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2019-04-05 17:37:46Z
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