イスラエル、ハマス戦闘員を「７０００人以上殺害した」…ネタニヤフ首相声明「投降せよ」 - 読売新聞オンライン

　【エルサレム＝福島利之、笹子美奈子】パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエルの国家安全保障顧問は９日、地元テレビのインタビューで「少なめに見積もって、７０００人以上の（イスラム主義組織）ハマス戦闘員を殺害した」と述べた。ハマス戦闘員は１０月７日の戦闘開始時点で３万人いたとみられており、２割以上に相当する。

　３日にガザ南部ハンユニスなど全域での地上侵攻を開始後、イスラエル軍は多数のパレスチナ人を拘束している。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は１０日の声明で「ハマスのテロリストよ、もう終わりだ。（ハマスのガザでの政治部門指導者の）シンワルのために死なず、投降せよ」と述べた。

　イスラエル軍の犠牲も大きい。１０日の発表によると１０月７日の戦闘開始以降の死者は４２６人、負傷者は１５９３人に上っている。

　イスラエル軍は南部での地上侵攻と並行して空爆も強化しており、戦闘再開後、３５００か所以上を攻撃した。戦闘開始後の合計は２万２０００か所以上、直近２４時間で２５０か所以上を空爆した。ハンユニスでは、市街地でハマス掃討作戦を展開しており、戦闘地域が広がっている。ガザの保健当局によると１０月７日以降の死者は計１万７９７５人、負傷者は計５万１３００人に上る。ヨルダン川西岸でも緊張が高まっており、計２７５人が死亡した。

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2023-12-11 02:02:00Z
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