Sabtu, 02 Desember 2023

戦闘再開1日でガザの死者178人、「延長交渉が決裂」と情報筋 イスラエル人人質6人の死亡確認 - BBC.com

ガザ地区(1日、イスラエル南部から撮影)

画像提供, Getty Images

イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザ地区で運営する保健省は、イスラエルとの戦闘が再開した1日、同地区で178人が死亡したと発表した。11月24日から続いていたイスラエルとハマスの戦闘休止は7日間で打ち切りとなった。両者は、戦闘休止のさらなる延長で合意できなかった責任を互いに非難し合っている。戦闘休止の延長交渉に詳しい情報筋は、この交渉が決裂したことをBBCに明かした。こうした中、ハマスに連れ去られたイスラエル人6人の死亡が確認されたと、イスラエルは発表した。

ハマスが運営するガザ地区の保健省は、戦闘が再開した1日朝から続くイスラエルの空爆により、同地区で178人が死亡したと発表した。死者の「大半は子供と女性」で、負傷者は589人に上ったという。

BBCはこの人数について独自に検証できていない。

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イスラエル国防軍(IDF)は先に、「テロリストの標的」を200カ所攻撃したとしていた。

イスラエルはガザ地区南部の一部地域にいる住民に対し、エジプト国境に近いラファの方へさらに南下するよう促すビラを投下した。

戦闘再開後も、さらなる戦闘休止の実現に向けて水面下で交渉が続けられていた。

しかし、カタールが仲介する戦闘休止交渉は決裂に終わったと、この交渉に詳しい情報筋はBBCに語った。

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イスラエル軍、「テロリストの標的」200カ所以上を攻撃

IDFは1日、ガザ地区南部ハンユニスやラファを含む、200カ所以上の「テロリストの標的」を陸海空から攻撃したと発表した。

「IDFは爆発物が仕掛けられた地域やテロリストのトンネルのシャフト、発射基地、そして新たな戦闘に使用するためにハマスが設置した作戦司令センターを攻撃した」と、IDFは声明で説明した。

IDFは、戦闘休止の合意に違反したのはハマスだと繰り返した。

イスラエルはIDFの声明に先立ち、ハマスは女性と子供の人質全員を解放せず、7日間続いた戦闘休止の期限が切れる直前にイスラエルに向けてロケット弾を発射したと非難していた。

ガザ地区近くを移動するイスラエル軍の装甲車(1日)

画像提供, Reuters

黒煙が上がるガザ地区(1日)

画像提供, Reuters

国連報告者、戦闘休止終了は「重大な過ち」

戦闘の再開は、すでに悲惨な人道状況を悪化させることになると、複数の援助機関は指摘している。

被占領パレスチナに関する国連特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ氏はBBC番組「ニューズアワー」で、戦闘休止の終了は「重大な過ち」だと語った。

「ガザ地区の人々がひどい人道的大惨事に遭っていることを思えば、無責任なことだ」

「ガザ地区の住民は(中略)これ以上の暴力や爆撃には耐えられない」と、アルバネーゼ氏は付け加えた。

最善の解決策は何かと問われると、国際社会は「イスラエルとパレスチナ双方の利益のために、唯一可能な手段としての国際法を守るリーダーシップを発揮すべきだ」と述べた。

また、ハマスの非武装化とガザ地区からのIDF撤退を可能にするには、 イスラエル占領下のパレスチナ自治区で第三者による平和維持活動が必要だとした。

the latest images coming out of the Gaza Strip this afternoon

画像提供, Reuters

「子供たちへの死刑宣告」

国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」は、戦闘休止の終了は「ガザ地区の子供たちへの死刑宣告」だとし、朝に再開された戦闘ですでに負傷者が出ていると指摘した。

同団体によると、燃料不足とインフラの損傷により、ガザ地区への物資の搬入が妨げられている。イスラエルとハマスの戦闘により、ガザ地区では推定180万人が家を追われたとされる。

国際救済委員会(IRC)は、戦闘の一時停止で「複数の命が救われた」と同時に、「ガザ地区内での死や破壊、市民の苦しみ」が浮き彫りになったとした。

IRCは、この紛争で1万5000人が死亡し、そのうち6000人が子供だとしている。

また、この戦闘と、水や電気、燃料の欠乏により「ガザ地区の医療システムが崩壊」していると指摘。戦闘の停止と、人質解放のための外交努力が必要だと呼びかけた。

イスラエル人の人質6人が死亡

10月7日のハマスの奇襲では、イスラエル側から約240人が連れ去られた。

イスラエルは1日、ハマスの人質のうち6人の死亡を確認したと発表した。

死亡が確認されたのは、オフラ・ケイダルさん(70)、アリエ・ザルマノヴィッチさん(85)、エリヤフ・マルガリットさん(75)、ガイ・イルズさん(26)、マヤ・ゴレンさん(56)、ロネン・エンゲルさん(55)。

ケイダルさんは10月7日、散歩中に連れ去られた。その後なんとか家族に電話し、ハマス戦闘員が自分に向けて発砲してきたと話した。

ケイダルさんの夫はイスラエル南部のキブツ(農業共同体)ベエリの実家で殺害され、娘ヤエルさんはシェルターに逃げ込んで生き延びた。

ゴレンさんはキブツで幼稚園の先生として働いていた。夫アブネルさんはハマス襲撃時に殺害された。

エンゲルさんは写真家で、イスラエルの緊急サービスのボランティアも務めていた。妻と2人の娘も人質となったが、今週の戦闘休止中に解放された。

イルズさんは、ガザ地区に近いイスラエル側の砂漠で開かれていた音楽フェスティバルの会場から連れ去られた。音響技師で、ユダヤ人バンドの演奏でベースを担当していた。

マヤ・ゴレンさん(左)、ロネン・エンゲルさん(右)

画像提供, Facebook: Kibbutz Nir Oz

ガイ・イルズさん

画像提供, Hostages and Missing Persons Families Forum

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2023-12-02 03:24:32Z
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