【ワシントン=永沢毅】米共和党は12日、トランプ前大統領と対立している下院ナンバー3のリズ・チェイニー党会議議長の役職を解任した。チェイニー氏はトランプ氏が訴える大統領選での不正を「大ウソ」と否定し、トランプ氏が排除を求めていた。
米メディアによると、解任は下院議員の非公開会合で発声投票で決めた。共和党の下院指導部は2022年秋の中間選挙に向けて党支持層に根強い人気を誇るトランプ氏の協力が不可欠と判断、チェイニー氏の追放に踏み切った。
チェイニー氏は解任後、記者団に「私たちは真実に基づいて前進しなければいけない」と述べ、大統領選の選挙結果は正しかったと改めて主張した。「前大統領をオーバルオフィス(大統領執務室)に2度と近づけないようにするため、あらゆることをする」と宣言し、24年大統領選の出馬を念頭に置くトランプ氏にクギを刺した。
トランプ氏は声明で「リズ・チェイニーはひどい人物だ。どれだけ共和党に害を及ぼすかよく分かった」と非難した。
チェイニー氏はブッシュ政権(第43代)で副大統領を務めたディック・チェイニー氏の長女で、現在は下院議員3期目。当選回数は少ないながらも知名度から将来の有望株とみられていた。1月のトランプ氏への弾劾決議の採決で民主党とともに賛成に回り、反トランプ派の急先鋒(せんぽう)となっている。
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2021-05-12 15:56:15Z
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