天安門事件から31年を迎えた朝の天安門=4日、北京(共同)
中国共産党・政府が民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件から4日で31年を迎えた。習近平指導部は犠牲者の追悼や抗議活動を抑え込み、事件の再評価を拒否。現場となった北京の天安門広場付近や、新型コロナウイルス感染症対応への不満がくすぶる湖北省武漢市で厳戒警備を敷いた。
感染症の世界的流行や香港の抗議デモへの強硬姿勢により、国際社会の中国指導部に対する懸念は天安門事件後と同程度まで強まっているとの指摘もある。中国外務省の報道官は3日、「中国が選んだ発展の道は完全に正しかった」と述べ、武力鎮圧した当時の判断を正当化した。
天安門広場と周辺道路は4日朝から、多くの武装警察や公安当局者が警戒、車両や通行人に目を光らせた。広場に近づこうとすると、出入り口付近で待機していた警察官が「記者は入れない」と言い渡し、排除した。
武漢市で感染症の遺族を支援する住民は「事件の節目となる4日を前に当局の監視下に置かれ、自由を奪われた」と語った。同市では感染症発生を隠蔽したなどとして、政府に対する不信感が根強く、当局は抗議デモが起きないよう神経をとがらせているとみられる。
〔共同〕
天安門広場に近い長安街で、戦車の列に一人で立ちはだかり、前進を阻止しようとする男性(左下)。その後戦車は向きを変え、男性は無事だった(1989年6月、北京)=ロイター
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2020-06-04 04:01:49Z
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