【ワシントン=田島大志】ウクライナ南東部の拠点マリウポリの攻防戦で、露軍が集中的なミサイル攻撃などで攻勢を強めている。
米国の政策研究機関「戦争研究所」などによると、ウクライナ側が死守するマリウポリは露軍によって、港がある南西部と、複数の製鉄所などがある東部の2地域に分断されており、研究所は「露軍が2地域をさらに攻め続け、来週にも制圧する可能性が高い」との分析を示した。
こうした中、露国防省は13日、南西部の港を「完全に解放した」と発表したが、マリウポリの市長顧問は13日、英BBCのインタビューで「露軍は港を支配していない」と反論。ウクライナ兵約1000人が投降したとの露側の発表についても否定した。戦争研究所も13日、多数の投降情報は「おそらく虚偽」と指摘した。
露軍は親露派武装集団が支配する東部や、南部でも激しい攻撃を続ける一方、ウクライナ軍も反攻する。
黒海に面する南部オデーサ(オデッサ)のウクライナ軍幹部は13日、対艦ミサイル「ネプチューン」で露軍の巡洋艦を攻撃し、「深刻な損害」を与えたと発表した。インターファクス通信によると、露国防省も14日、巡洋艦が「重大な損傷を被り、乗組員全員が退避した」と公表した。火災のためというが、出火原因は「確認中」としている。
ロシアは、ウクライナ側の反撃にいらだちを強めている模様で、露国防省は13日、「ウクライナ軍による妨害と攻撃が続くならば、露軍は首都を含む拠点を攻撃する」と表明し、首都キーウ(キエフ)の攻撃について警告した。
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2022-04-14 03:36:00Z
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