ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交などウクライナ情勢をめぐる15日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
ロシア大統領府報道官 軍事作戦継続する考えを改めて強調
ロシア大統領府のペスコフ報道官は15日、「ウクライナでの軍事作戦は続いていて、設定された任務は達成されなければならないし、達成される。何も疑っていない」と述べ、軍事作戦を継続する考えを改めて強調しました。そして「主な任務は結局のところ、民族主義者の大隊からウクライナを解放することだ。民族主義者の大隊がいるところでは、激しい戦闘が行われていてすべての民族主義者を排除しなければならない」と述べ、東部の要衝マリウポリを拠点に戦うウクライナの精鋭部隊「アゾフ大隊」などを念頭に攻撃を強化する考えを示しました。
一方、黒海艦隊の旗艦「モスクワ」が沈没したことを受け、原因究明のために、ロシアが併合したウクライナ南部クリミアにある軍港セバストポリにプーチン大統領が訪れる計画があるかどうか、記者団から問われたのに対し、ペスコフ報道官は「その計画はない。これは軍の担当領域だ」と述べました。「モスクワ」は、火災で損傷が起きた後、修理を受けるために黒海艦隊の拠点である軍港セバストポリに向かっていたとみられていました。
ウクライナから国外避難した人数は477万人余 UNHCR
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますと、ロシア軍の侵攻を受けてウクライナから国外に避難した人の数は、14日の時点で477万人余りとなっています。
主な避難先はポーランドがおよそ272万人、ルーマニアがおよそ72万人、ハンガリーがおよそ44万人、モルドバがおよそ41万人などとなっています。またロシアに避難した人は、13日の時点でおよそ47万人となっています。
旗艦「モスクワ」の沈没状況は
ロシア海軍の黒海艦隊の旗艦「モスクワ」が沈没した際の状況について、ウクライナ軍の報道官は14日、地元メディアの取材に対し「ウクライナ製の対艦ミサイル『ネプチューン』が『モスクワ』に命中した。『モスクワ』は大きな損害を受けて火災が発生した。ほかの船が支援を試みたが、海が荒れていたことに加え爆薬が激しく爆発したため、バランスを崩して沈没し始めた」と説明しました。
避難のウクライナ女性2人 佐賀県に到着
ウクライナから避難した20代の女性2人は14日、日本に入国し、15日午前11時すぎに佐賀空港に到着しました。到着ロビーでは、佐賀県の職員や市民団体のメンバーなどおよそ40人が出迎え、県の担当者がウクライナ語で「ようこそ佐賀へ」と声をかけると、日本語で「ありがとう」と答えていました。
女性2人は友人どうしで、みずからSNSで佐賀県内の市民団体に連絡を取り、避難が決まったということです。ウクライナから避難した人を佐賀県内で受け入れるのは初めてです。
2人は佐賀市内で過ごすことになっていて、
▽県の職員宿舎が無償で提供されるとともに、
▽県などが義援金を活用して生活に必要な資金や物資を支給するということです。
2人は15日午後、佐賀県庁を訪れ、受け入れを担う関係者と面会することになっています。
宮城 石巻に避難のウクライナ女性 市長訪問し支援要請
石巻市の齋藤正美市長を訪ねたのは、ウクライナのジトーミル州に住んでいたニーナ・ポリシュチュックさん(68)です。ロシアの侵攻を受け、ポーランドを経由して3月26日に娘が住んでいた石巻市に避難し、娘と娘の夫、孫3人の6人で暮らしています。15日は、避難民の支援について考えてもらおうと齋藤市長を訪れました。
ポリシュチュックさんは、一緒に来た娘の谷タチアナさんを通じて現状を説明し、
▽布団や衣類などの調達に費用がかかり、
▽日本語が話せないため家族以外とコミュニケーションが取れないと訴えました。
また、今後もあらゆる世代の避難民が来ることに備えて、学習や仕事の場の機会なども考えてほしいと話していました。
齋藤市長は「しっかりと支援をしていきます」と答えました。
訪問のあとポリシュチュックさんは、谷さんを通じて「日本語が話せずもどかしい。ことばの支援のほか、これから夏服も買わなければいけないので生活費の助けがほしいです」と話していました。谷さんは、「友達の家族ももうすぐ市内に避難してくるので、広く支援してほしいです」と話していました。齋藤市長は、「さまざまな課題が出てくると思いますが役所内で横断的に対応し、なるべく希望に添えるように支援に取り組んでいきたい」と話していました。
中国 王毅外相 ウクライナ情勢引き合いに米をけん制
中国の王毅外相は14日、ベトナムのブイ・タイン・ソン外相と電話で会談しました。中国外務省によりますと、この中で、王毅外相は、ウクライナ情勢について触れ「ウクライナ問題は、アジア諸国に対し、平和と安定の維持がとても重要であることを改めて認識させた」と指摘しました。
そのうえで「アメリカは、インド太平洋戦略を推進して地域の緊張や対立を引き起こしているが、これは、せっかく築いた地域の平和と発展を著しく損ない、ASEANを中心とした地域の協力の枠組みをむしばむものだ」と述べ、ウクライナ情勢を引き合いに出しながら、アメリカをけん制しました。
CIA長官 ロシアの核兵器使用「脅威は軽視できない」
アメリカのCIA=中央情報局のバーンズ長官は14日、南部ジョージア州のジョージア工科大学で講演しました。この中で、バーンズ長官は、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアが核兵器を使用する可能性について問われたのに対し「プーチン大統領とロシアの指導部が自暴自棄になる可能性や彼らが直面してきた軍事的な後退を考えれば、戦術核や低出力の核兵器に頼ることによる脅威は誰も軽視できない」と述べ、ロシアの出方を注視する考えを強調しました。
ただ、これまでのところ、核兵器の使用に向けた準備は確認できていないとしています。ロシア軍がウクライナへの軍事侵攻を開始したあと、プーチン大統領は国防相などに対して、核戦力を念頭に、抑止力を特別警戒態勢に引き上げるよう命じていて、国連のグテーレス事務総長は3月、「核兵器を使った紛争が起こりうる状況だ」と強い危機感を示しています。
鈴木財務相 「国際社会全体でロシアの暴挙抑えたい」
これについて、鈴木財務大臣は15日の閣議のあとの記者会見で「今のところ出席するつもりで準備を進めている。国会に対しての了解もお願いしているところだ」と述べ、対面で出席する意向を示しました。
その上で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を巡り「主権と領土の一体性を損なう行為で、力による現状変更を進めている。その過程で女性や子どもを含めた市民がたくさん殺される戦争犯罪だ。国際社会全体としてロシアの暴挙を抑える方向にできるよう努力したい」と強調しました。
一方、焦点になっているロシア側のG20への出席について、鈴木大臣は「各国の参加の有無は、各国政府から議長国のインドネシアに対して登録がなされるもので、日本政府として答える立場にはない」と述べました。
ゼレンスキー大統領「50日間にわたる防衛はウクライナ人の功績」
また「ロシア軍は、ブチャなどウクライナ国内で行ったすべてのことに責任を負うことになる。ロシア側は第2次世界大戦の悲劇を再び繰り返している。私たちはこれが本当に最後のものになるよう、できることをすべてやる」と述べました。
米国防総省 「旗艦“モスクワ”沈没はロシア軍に影響与える」
アメリカ国防総省のカービー報道官は14日、CNNテレビに出演し、ロシア国防省がロシア海軍の黒海艦隊の旗艦「モスクワ」が沈没したと発表したことについて「何が原因で沈没したのか独自に確認することはできないが、ウクライナ側がミサイルで攻撃したというのはもちろん妥当で、ありうることだ」と述べました。
その上で「これは黒海艦隊にとっては大打撃だ。500人近い乗員を乗せた非常に有能な巡洋艦であり、ロシア海軍が黒海で優勢を保つために重要な役割を担っていた。ロシア軍の戦力に影響を与えるだろう」と指摘しました。
旗艦「モスクワ」 ロシア国防省が沈没と発表
これについてロシア国防省は、火災があったことを認めたうえで「火災で船体が損傷し、港にえい航される途中だったが、船は安定性を失い、海が荒れる中で、沈没した」と明らかにしました。ウクライナ軍の攻撃があったかどうかは言及していませんが、黒海艦隊の旗艦を失ったことはロシア軍にとって大きな痛手とみられます。
アメリカ上下両院の議員2人がキーウを訪問
アメリカの上院議員と下院議員の合わせて2人が14日、ウクライナの首都キーウを訪問しました。
ロシアがことし2月下旬に軍事侵攻を開始して以降、アメリカの政府高官や政治家などの要人によるウクライナ訪問が明らかになるのは、これが初めてです。
訪問したのはいずれも共和党の議員で、このうちビクトリア・スパーツ下院議員はウクライナ生まれでアメリカに移住して議員となった人物です。
アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズによりますと、今回の訪問はウクライナ政府の招待によるもので、両議員はキーウに加えて、多くの市民が殺害されているのが見つかったブチャなどを視察したということです。
ヨーロッパの首脳などがウクライナへの支持を表明するため相次いで現地を訪れる中、アメリカのバイデン大統領は現地に政府高官を派遣するかどうか検討していることを明らかにしています。
馬とともにルーマニアに避難「ロシア軍は動物たちを殺している」
ウクライナから大勢の人が避難している隣国ルーマニア。
首都ブカレストから北西に400キロほど離れたラキシュ村では、先月中旬、ウクライナ南部オデーサで乗馬クラブを営んでいた女性2人が、馬5頭とともに避難してきました。
2人は現在、馬の世話をしながら避難生活を送っていますが、オデーサでは乗馬施設が
損壊し餌の不足も懸念されていて、当面、村にとどまり、ルーマニアの人たち向けに乗馬教室を開くことを計画しています。
避難してきたタチヤーナさん(49)は「ロシア軍は動物園や乗馬施設を攻撃し動物たちを殺しています。馬たちは空爆を怖がっていましたが今は幸せそうです」と話していました。
国際刑事裁判所主任検察官「ロシア当局には今後も接触試みる」
ウクライナを訪れていた国際刑事裁判所のカーン主任検察官は14日、首都キーウで記者会見を行いました。
この中でカーン主任検察官は「ロシアの当局には今後も接触を試みていく。ウクライナ当局との対話も続けていく」と述べ、ウクライナで行われた疑いのある戦争犯罪などの捜査に独立した立場でのぞむ姿勢を強調しました。
また、報道陣から多くの市民が殺害されているのが見つかったブチャなどを訪問し、戦争犯罪などが行われたとの確信を強めたかと問われたのに対し、カーン主任検察官は「さまざまな軍事行動が行われ、不法なものとそうでない可能性があるものを区別しなければならない。私に必要なのはしっかりした証拠であって直感などではない」と述べるにとどめました。
米バイデン大統領 政府高官のウクライナ派遣 “検討中”
西側諸国の首脳などがウクライナを相次いで訪れる中、アメリカのバイデン大統領は14日、政府高官を派遣する考えがあるか記者団に問われ「いま検討しているところだ」と述べました。
アメリカの複数の主要メディアはブリンケン国務長官やオースティン国防長官の名前が取り沙汰されていると伝えています。
ウクライナには今月に入ってイギリスのジョンソン首相やEU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長などが相次いで訪れ、ゼレンスキー大統領と会談しています。
アメリカとしてもウクライナを支援する姿勢を改めて強く示したいものとみられ、今後、状況を慎重に見極めながら判断する見通しです。
米国防総省高官 “旗艦「モスクワ」は大きなダメージか”
アメリカ国防総省の高官は14日、ウクライナ側がミサイルで攻撃したとしているロシア海軍の黒海艦隊の旗艦「モスクワ」について、大きな被害が出ているとみられ、現場の海域から移動しているとの見方を示しました。
この高官によりますと「モスクワ」では現在も火災が続いていて、修理を受けるため、ロシアが併合したウクライナ南部クリミアにある軍港セバストポリに向かっているとみられるということです。
また「モスクワ」で被害が出たあと近くで活動していたほかの艦艇も南に移動する動きを見せ、黒海の北側に展開していたすべての艦艇が現場の海域を離れたとしています。
そして「モスクワ」が被害を受けた理由は確認できていないとする一方「大きなダメージを受けているとみられる」と指摘しました。
一方、この高官はロシア軍が引き続きウクライナ東部で攻勢を強める構えを見せており、激しい攻撃を行うための態勢を整えているとの見方を示しました。
ロシア軍の部隊への補給の拠点になっているとみられるロシア西部の都市にはヘリコプターなど追加の装備品が到着しているということです。
そのうえで「ロシア軍は今後2週間ほどでウクライナ東部で何らかの具体的な目標を達成したいと考えているとみられる」と指摘しました。
また、東部の要衝マリウポリについてはロシア側とウクライナ側との間で引き続き戦闘が続いているとの認識を示しました。
ウクライナ ロシア西部の町への攻撃を否定
ウクライナと国境を接しているロシア西部のブリャンスク州の知事らが国境に近い町がウクライナ軍から攻撃を受け住民にけが人が出ていると主張していることについて、ウクライナ国家安全保障・国防会議はSNSへの投稿でウクライナ軍の関与を否定しました。
そのうえで、ロシア側にはウクライナに対する反発を扇動するねらいがあると主張しています。
“壊滅的被害” キーウ近郊マカリウなど公開 地雷撤去など進む
首都キーウの西およそ50キロのマカリウとその周辺では、ウクライナ軍による地雷の撤去や不発弾の処理が進み、14日、壊滅的な被害の状況が報道陣に公開されました。
マカリウでは、ロシア軍による砲撃などで、およそ800棟の住宅が被害を受け、町の中心部では焼け焦げて崩れ落ちた建物や砲弾によって壁に穴が空いた商店が数多く見られました。
マカリウとその周辺では、ロシア軍に射殺されるなどした合わせて140人以上の住民の遺体が見つかっていて、村の集落では、ロシア兵によって庭先で射殺され、近所の人たちが埋葬したという親子の遺体を警察が調べていました。
現地で会見したウクライナ内務省や警察の高官は、マカリウやブチャなどキーウ近郊では市民の殺害などおよそ2000件をロシアによる戦争犯罪にあたるとして調べていることを明らかにしたうえで、記録をまとめ、ロシアの責任を追及していく方針を強調しまし
米大統領補佐官 ロシアの制裁逃れへの対策 近く発表へ
アメリカのホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は14日、首都ワシントンで講演し、ロシアへの圧力強化に向けて制裁逃れへの対策を近く発表する考えを示しました。
この中でサリバン大統領補佐官は「ロシアが大規模な経済的圧力に適応しようとする中で、彼らがどのように制裁を回避しようとし、それをどう取り締まっていくのか。ロシア国内外で制裁逃れを助けようとしている対象を特定し、来週か数週間のうちに発表できると思う」と述べました。
また、中国がロシアを軍事的に支援しているかどうか聞かれると「軍事物資の提供は確認していない」とし、経済的な支援についても「現時点で、中国が組織的に制裁の効果を弱める取り組みをしていることは確認できない」と述べたうえで引き続き事態を注視していく考えを示しました。
ウクライナ 少なくとも1964人の市民が死亡(2月24日~4月13日)
国連人権高等弁務官事務所は、ロシアによる軍事侵攻が始まったことし2月24日から今月13日までに、ウクライナで少なくとも1964人の市民が死亡したと発表しました。
このうち161人は子どもだということです。
死亡した人のうち、1261人はキーウ州や東部のハルキウ州、北部のチェルニヒウ州、南部のヘルソン州などで、703人は東部のドネツク州とルハンシク州で確認されています。
また、けがをした人は2613人にのぼるということです。
多くの人たちは砲撃やミサイル、空爆などによって命を落としたり、負傷したりしたということです。
今回の発表には、ロシア軍の激しい攻撃を受けている東部マリウポリなどで、確認がとれていない犠牲者の数は含まれておらず、国連人権高等弁務官事務所は、実際の数はこれよりはるかに多いとしています。
ロシア安保会議副議長「対立国が増えることを意味する」
フィンランドとスウェーデンがNATO=北大西洋条約機構への加盟申請について近く判断する意向を示したことを受けてロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長はみずからのSNSに投稿し「ロシアにとっては、正式に登録された対立国が増えることを意味する」としてけん制しました。
そして「NATOに加盟すれば当然、ロシアは国境を強化しなければならない。軍を増強し、フィンランド湾にも相応の海軍力を配備することになるだろう。分別のある国民なら国境沿いの緊張の高まりを望んでいないはずだ」としてロシアとしては、NATO加盟に向けた動きをにらみながら軍事的な圧力を強める可能性に言及しました。
ウクライナ人のオペラ歌手 平和願い祈りのコンサート
東京 国分寺市で平和を願うコンサートが14日夜に開かれ、ウクライナ人のオペラ歌手、オクサーナ・ステパニュックさん(44)がウクライナの国歌や「アヴェ・マリア」を歌いました。
オクサーナさんは、ウクライナ人の夫と2人の子どもと国分寺市内で暮らしていますが、両親や妹は今もウクライナにいるということです。
コンサートにはオクサーナさんの友人で、テノール歌手の秋川雅史さんが参加し、一緒に「愛のテーマ」を歌いました。
コンサートのあと、2人は会場の出口に立ってウクライナの人たちを支援するための寄付を呼びかけていました。
オクサーナさんは「平和を願って心を込めて歌いました。歌声はウクライナに届いたと思う。皆さんがウクライナの平和を思ってくれてうれしいです」と話していました。
英国防省 戦況分析を公表 “ロシアねらいどおり成果あげられず”
イギリス国防省は14日、ウクライナでの戦況分析を公表し、ロシア軍について「広範囲に及ぶミサイルと砲撃、そして戦力を集中させる攻撃の組み合わせは、伝統的なロシアの軍事理論に回帰したことを表している」とする一方で「これには著しい戦力が必要となる。マリウポリにおけるウクライナ側の持続的な守備はロシアの多くの部隊や装備を足止めしている」と指摘し、これまでのところ、ロシア側の攻撃がねらいどおりの成果をあげられていないと指摘しました。
また、これまで各地で都市の中心部がロシア軍のたび重なる無差別攻撃にさらされてきたとしたうえで、今後、東部ドネツク州のクラマトルスクやコスチャンティニウカといった都市が「同じようなレベルの、ロシア軍の暴力の標的になるとみられる」という分析を示しました。
「子ども197人死亡」ウクライナ検察当局発表(14日時点)
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で犠牲になる子どもが増え続けています。
ウクライナの検察当局は、14日の時点で少なくとも197人の子どもが死亡し、351人がけがをしたと発表しました。
死傷した子どもが最も多いのは東部ドネツク州で115人、次いで首都があるキーウ州で105人、東部ハルキウ州で81人、北部チェルニヒウ州で54人などとなっています。
また、爆撃や砲撃による被害を受けた学校などの教育施設は1014にのぼり、このうち91の施設は完全に破壊されたということです。
ウクライナから国外に避難473万人余(13日時点)
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますと、ロシア軍の侵攻を受けてウクライナから国外に避難した人の数は、13日の時点で473万人余りとなっています。
主な避難先はポーランドがおよそ269万人、ルーマニアがおよそ71万人、ハンガリーがおよそ44万人、モルドバがおよそ41万人などとなっています。
また、ロシアに避難した人は、およそ47万人となっています。
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2022-04-15 14:21:56Z
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