【カイロ=酒井圭吾】中東ヨルダンで3日、有力王族のハムザ・ビン・フセイン前皇太子ら15人以上が軍や治安部隊に軟禁、拘束された。前皇太子らは、政府の新型コロナウイルス対策や腐敗への国民の不満を扇動していたとされ、王室が強硬策に出た。親米路線を貫き、安定政権を誇るヨルダンの政情不安は異例で、反政府運動の波及を恐れる周辺国も神経をとがらせている。
ハムザ氏は3日、英BBCを通じて動画を公開し、「自宅に軟禁されている」と主張した。4日に記者会見を開いたアイマン・サファディ副首相は「(ハムザ氏が)国家を不安定化させる謀略を進めていた」と言及し、ハムザ氏が監視下に置かれていることを否定しなかった。サファディ氏は、王族や元閣僚、側近ら「14~16人」を拘束したことも明らかにした。
国政や軍の全権を握るアブドラ国王が拘束を承認したのは確実だ。ハムザ氏らは数日前、現体制に批判的な部族長らと会談し、政府の警戒は強まっていた。サファディ氏は、ハムザ氏らが「外国の勢力とも通じていた」とも説明したが、詳細は明かさなかった。
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2021-04-04 15:06:00Z
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