アメリカ・ジョージア州で去年、黒人男性を射殺したとして白人の元警察官とその息子らが殺人罪などに問われた裁判で陪審員は有罪の評決を下しました。この事件では銃撃の瞬間の映像がインターネット上で広がるまで警察が容疑者を逮捕せず、人種差別的な対応だとして批判が高まっていました。
アメリカ南部ジョージア州で去年2月、黒人のアマード・アーベリーさん(当時25)がジョギング中に銃で殺害され、白人の元警察官、グレゴリー・マクマイケル被告と息子のトラビス被告、それに銃撃の様子を撮影していた近所の住人の合わせて3人が殺人などの罪に問われました。
州の地方裁判所で行われた裁判で、被告の親子はアーベリーさんが殴りかかってきたことから銃で撃ったとして正当防衛だと主張していましたが、陪審員は24日、3人に対していずれも殺人罪などで有罪の評決を下しました。
3人の量刑は今後言い渡されますが、被告側の弁護士は控訴する意向を示しました。
この事件では警察が当初、親子らを逮捕せず2か月以上たって銃撃の瞬間の映像がインターネット上で広がったあとに逮捕したことから、人種差別的な対応だとして批判が高まっていました。
さらにアメリカでは人種差別への抗議デモの最中に銃を発砲し2人を死亡させたとして殺人などの罪に問われた18歳の白人男性に対し先週、無罪の評決が下され、各地で抗議活動が起きていて、ジョージア州での裁判にも高い関心が寄せられていました。
バイデン大統領が声明
評決を受けてバイデン大統領は声明を発表し「評決はおそろしい罪を犯した者は罰せられることを示した。ただ、それだけでは十分でない。われわれは肌の色を理由とする暴力に誰もがおびえずにすむような結束と力強さの未来を作り上げていかなければならない」として、人種をめぐる問題の改善を訴えました。
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2021-11-25 00:23:24Z
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