新型コロナウイルス感染拡大の対策としてワクチン接種の義務化やロックダウン（都市封鎖）の方針を打ち出したオーストリアの首都ウィーンで２０日、コロナ対策への抗議デモが行われ、数万人が参加した。地元メディアなどが報じた。
シャレンベルク首相は前日の１９日の記者会見で、２２日から全土でロックダウンを実施し、来年２月１日からワクチン接種を義務化する方針を明らかにした。
ＡＰ通信によると、デモ参加者は笛を吹き鳴らしたりオーストリアの旗を振ったりし、抗議の意思を示した。警察当局によると、拘束された人もいた。警察にビール缶を投げつけた参加者もおり、警察は群衆にペッパースプレーを使用し、対応した。
人口約９００万人のオーストリアでは、米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると新型コロナの累計の感染者は約１００万人、死者数は約１万２千人となっている。（共同）
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2021-11-20 23:47:10Z
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