スウェーデンで24日、初の女性首相が誕生したものの、わずか数時間で辞任した。
スウェーデンで今年、女性の参政権が認められて100周年を迎えた。一方で、北欧4カ国では唯一、女性首相が出たことのない国だった。
議会ではこの日、社会民主党のマグダレナ・アンデション党首(54)が首相に任命され、スタンデング・オベーションで迎えられた。
しかしその後、議会が予算案を否決したことで、共に政権を組むはずだった緑の党が連立を解消。これを受けてアンデション氏は、「議長に辞任を申し入れた」と述べた。
アンデション氏は、「連立政権は、1党が離脱した場合には辞任するという憲法上の慣例がある」と説明し、「正統性に疑問を持たれるような政権は担いたくない」としている。
その上で、社会民主党単独での政権樹立を目指したいと語った。
極右を含む野党の予算案を可決
スウェーデン法では、反対票が過半数を越えなければ首相に任命される。
中道左派の社会民主党は少数与党だが、緑の党と連立で合意。また、年金額の引き上げを条件に左翼党の協力を得た。
任命の是非を問う投票では、賛成118票と棄権57票、欠席1人で、反対の174票をわずか1票上回った。
しかしその直後に、議会は連立政権の予算案を否決し、反移民を掲げる極右政党を含む野党が提出した予算案を可決した。
これを受けて、緑の党は、「極右と共に草稿された予算案」は受け入れられないとして連立を解消した。
スウェーデン議会の議長は、各党の党首と連絡を取って今後の動きを協議するとしている。
ウプサラ出身のアンデション氏は水泳のジュニア・チャンピオンとして活躍した後、1996年に当時のヨーラン・ペーション首相の政治顧問として政界入りした。最近では7年にわたり財務相を務めていた。
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2021-11-25 05:52:25Z
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