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消息不明となったテニス選手を巡って沈黙を貫いてきた中国政府が一転、「悪意を持って誇張された」などと反発を始めました。 中国の女子テニス選手・彭帥さん消息不明問題で大きな動きがありました。 趙立堅報道副局長:「彭帥の近況について、私はすでに何度も答えています。一部の悪意あるあおりはやめて、この件を政治問題化しないでほしいです」 外務省の報道官が初めて彭帥さんの名前を出し、「人権問題だ」との非難に対して「悪意あるあおりだ」と強く反論しました。 19日には「関知していない」と語っていましたが、なぜ一転して反論に転じたのでしょうか。 中国総局・千々岩森生総局長:「中国としては彭帥さんとバッハ会長の場面が騒動鎮静化に向けた最大のカードだったと思います。これでうまくいかなければ、この後、中国は国際社会に対する反発や強硬姿勢を強めていく可能性があります」 今週に入り、彭帥さんの写真や動画が本人以外の場所から相次いで公開され、22日にはIOC(国際オリンピック委員会)がバッハ会長との電話会談の写真を公開。 しかし、なぜ会談の動画がないのか、なぜIOCだけ連絡が取れたのかなどの疑問からIOCに批判が殺到しています。 政治学教授・ジュールズ・ボイコフ氏:「『性的暴行の告発』という深刻な問題を脇に押しやって、オリンピックが開催できるように中国政府のために話を隠蔽(いんぺい)しようという、バッハ会長の意図が非常に明確に出ている」 ヒューマンライツウォッチ中国ディレクター、ソフィー・リチャードソン氏:「人権に関して、ここ最近のIOCほど酷い団体はあまりありません」 アムネスティインターナショナル、アルカン・アカド氏:「IOCは危険水域に突入しています。人権侵害行為の隠蔽工作に参加しないように細心の注意を払うべきです」 IOCや中国政府に対する批判が高まるなか、ついにこんな意見も…。 カナダ政府元要職・マーガレット・ジョンストン氏:「『外交的ボイコット』だけでは十分ではない。アスリートが『開閉会式のボイコット』をすれば、より強力なものとなるでしょう」 北京オリンピック開催を2カ月後に控え、中国側に焦りが見えてきたのでしょうか。 中国総局・千々岩森生総局長:「北京五輪は中国にとって、いちスポーツ大会を超えた重要な政治イベント。『絶対に失敗できない』という思いが、さらに国際社会との摩擦を強めてしまうことになるかもしれません」
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2021-11-24 09:20:58Z
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