Selasa, 16 November 2021

「習政権で中国が新時代に入った」と礼賛、天安門事件は再評価せず…3度目の「歴史決議」全文公表 - 読売新聞オンライン

 【北京=田川理恵】中国共産党は16日、党史上3度目となる「歴史決議」の全文を公表した。今年創設100年を迎えた党の歴史を肯定的に総括した上で、 習近平シージンピン 総書記(国家主席)のもとで中国が「新時代」に入ったとその業績を礼賛し、習氏を建国の指導者の毛沢東、改革・開放政策を主導したトウ小平と並ぶ扱いとした。

 「党の100年の奮闘による重大な成果と歴史的経験に関する決議」との名称で、約3万6500字に及ぶ。7章で構成され、100年の歴史を〈1〉毛を指導者とする時期、〈2〉トウと 江沢民ジアンズォーミン 元総書記、 胡錦濤フージンタオ 前総書記の時期、〈3〉習氏の「新時代」――の3段階で整理した。

 中国を高速成長に導いたトウの功績は、改革・開放期の3指導者の1人として相対化された。毛から胡氏までの約90年間を大きく上回る記述量が習氏の総書記就任以来の9年間に割かれた。

 習政権は11日、党の重要会議で今回の決議を採択していた。それまでに歴史決議を主導した指導者は、毛とトウの2人だけだった。異例の3期目政権発足が確実となった来年の党大会を前に、習氏は党内での権力基盤をさらに強固にした。

 決議は、習氏が汚職摘発などで「長期間解決できなかった多くの難題を解決した」と強調。今世紀半ばまでに米国と肩を並べる「社会主義現代化強国」の実現という目標に向け、習氏の名前を冠した指導思想を「全面的に貫徹すべきだ」と主張した。民主化要求運動を軍が武力弾圧した1989年の天安門事件について「政治風波(政治的騒動)」や「動乱」といった従来の表現で言及し、事件の再評価は行わない姿勢を鮮明にした。

Adblock test (Why?)


https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiNGh0dHBzOi8vd3d3LnlvbWl1cmkuY28uanAvd29ybGQvMjAyMTExMTYtT1lUMVQ1MDIyOC_SAQA?oc=5

2021-11-16 14:31:52Z
1162804372

Tidak ada komentar:

Posting Komentar