【シンガポール=森浩】国軍がクーデターで実権を握ったミャンマーで、デモ隊弾圧の最前線にいる警察官の間にも、職務を放棄して抗議の意思を示す「市民不服従運動」参加の動きが広がっている。地元メディアは600人以上が職を離れたと報道。デモ隊の犠牲者が50人を超える中、強硬姿勢に対して国軍の足元でも反発が広がり始めた。
6日も同国各地で抗議デモが相次いだ。最大都市ヤンゴンでは治安部隊が催涙弾を発射し、強制排除に乗り出した。デモに参加していた男性(22)は産経新聞通信員に、「声を上げ続けなければ軍政を認めたことになる」と話した。
地元メディアによると最大都市ヤンゴンの警察幹部が2月下旬、「国軍の下で任務に就きたくない」として、不服従運動参加を宣言した。その後、デモ隊への銃撃を拒否する警察官も相次いでいる。
警察官やその家族、約30人が国境を越えて西側のインドに入国し、保護を求めたとの情報もある。ロイター通信によると「国軍の指示に従えない」と話したという。ミャンマー側は身柄引き渡しを要求しており、インド政府が対応を協議している。
一方、地元メディアによると、「エンゼル」(天使)の愛称で知られ、デモ参加中に銃撃で死亡したチェー・シンさん(19)の遺体が5日、国軍関係者によって墓地から掘り起こされた。遺体はその後、戻されたというが、遺族に無断で死因を調べるなどした可能性があり、国内で反発の声が上がっている。
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2021-03-06 10:56:00Z
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