【ワシントン=鳳山太成】バイデン米大統領は29日、米国内の成人の90%が4月19日までに新型コロナワクチンの接種を受けられるようになるとの見通しを示した。米国内で再び感染拡大の兆しが見られるなか、ワクチンの普及を急いで事態の悪化を防ぎたい考えだ。
18歳以上の人口約2億5000万人のうち、90%が接種資格を得る見込みだ。ワクチンを受けられる薬局を約4万カ所と2倍以上に増やすなど、連邦政府主導で拠点を拡充する。予約して受けるまでは時間がかかるため、実際に接種を完了するのは5月以降にずれ込む見通しだ。
これまでは供給の制約から高齢者などに接種対象者を限っている州が多い。バイデン氏は5月1日までに全米の成人全員を対象にする目標を掲げる。米疾病対策センター(CDC)によると、少なくとも1回の接種を受けた人は9500万人と全成人の37%を占める。
米国内では過去1週間で感染者が前の週に比べて1割増えた。バイデン氏はホワイトハウスで「我々は致命的なウイルスと今も戦争状態にある」と強調し、警戒を緩めないよう国民に呼びかけた。各州で行動制限の緩和が相次ぎ、人が集まるイベントが増えていることに懸念を表した。
CDCのワレンスキー所長も29日の記者会見で「破滅が迫っている」と語り、米国も欧州のように変異ウイルスで感染が再拡大するリスクに言及した。「第4波を防ぐために協力しなければいけない」と述べ、感染対策を改めて強化するよう促した。
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2021-03-29 19:32:03Z
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