Jumat, 19 Maret 2021

対米批判まくし立てる中国、業を煮やし米が反論…報道陣前に異例の舌戦1時間 - 読売新聞

 【ワシントン=蒔田一彦、北京=中川孝之】18日に米アラスカ州アンカレジで始まった米中外交トップ会談で、米側は同盟国との結束を誇示し、香港などでの人権侵害や台湾を巡る中国の行動を座視しない考えを直接伝えた。中国側が感情的に反発する舌戦となり、対立の深刻さを印象づけた。

 一部報道陣に公開された冒頭発言で、ブリンケン米国務長官は、新疆ウイグル自治区や香港など、中国が絶対に譲歩できない「核心的利益」と呼ぶ問題について、「我々はここで取り上げる義務がある」と明言した。さらに、中国の強引な海洋進出などを念頭に、「ルールに基づく秩序に代わるのは、力が正義で勝者が全てを握る世界だ」と懸念をあらわにした。

 ジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官は「この2か月間、同盟国やパートナー国など世界中から懸念を聞いてきた」と述べ、米国が各国の立場を代弁していると強調した。

 中国の楊潔チ(よう・けつち)共産党政治局員はこれに猛反発した。ロイター通信によると、冒頭発言は1人2分ずつの約束だったが、楊氏は「中国には中国式の民主主義がある」「米国の人権問題は根深い。(人種差別問題などは)昔からある」などと、約15分間にわたって批判を展開した。

 業を煮やしたブリンケン氏は、退室しかけた報道陣を止め、「私が各国から聞いている話は、あなたの説明とは大きく違う」と反論。すると、楊氏は「我々が外国から受けた苦しみはまだ足りないとでもいうのか」と再びまくし立て、異例の舌戦は約1時間続いた。

 中国側が反発した背景には、同盟国や友好国に周到に根回しし、会談に臨んだ米国にいら立ちを深めていることがある。バイデン大統領は12日に日豪印とのテレビ首脳会談を行った。15日から日韓を歴訪したブリンケン氏は中国に寄らず、厳寒のアンカレジに楊氏らを呼び出す形を取った。首都ワシントンを避けたのは、対中関係改善は、中国の対応を見極めてからだとのメッセージとみられる。

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