米大統領選がようやく佳境に入った。今月11日、民主党のジョー・バイデン候補は大本命だったカマラ・ハリス上院議員を副大統領候補に選んだ。米国では正副大統領候補を「チケット」と呼ぶが、今回の民主党チケットは、東海岸の老練な白人男性・中道政治家と西海岸の若手非白人女性・リベラル政治家のコンビ。米政治学的にもこのバランスは悪くない。早くも一部メディアはこの「歴史的決定」に内心、狂喜乱舞する民主党関係者や共和党の反トランプ主義者のコメントを垂れ流し始めた。これから11月の投票日までさまつな話に一喜一憂させられる日々が続くと思うと気がめいる。
勝敗の予測は大統領選専門家諸氏にお任せし、本稿では米国外交、特にバイデン勝利の場合の新政権の外交政策につき頭の体操を試みたい。新型コロナウイルスと同様、国際政治に「夏休み」はない。パンデミックと大統領選で米外交が思考停止する中、ベラルーシでは反政府抗議運動が始まり、中東ではパレスチナ問題の風化が進み、香港では曲がりなりにも民主的だった政治風土が急速に失われつつある。いずれの場合も米国の対応は「ほぼ皆無」か、「方向違い」のいずれかだ。以下、各地の状況を詳しく見ていこう。
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2020-08-20 00:00:00Z
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