【北京=中川孝之】中国外務省は27日、南西部・四川省成都の米国総領事館が27日午前10時(日本時間午前11時)に閉鎖されたと発表した。米南西部テキサス州ヒューストンの中国総領事館がスパイ活動の拠点になっているとして、米政府が閉鎖を命じたことへの対抗措置としている。米中対立が深まるなか、両国交流を担う在外公館が1か所ずつ活動を停止する事態となった。
発表によると、中国の当局者が27日、成都の米総領事館の館内に正門から入り、建物を接収した。中国中央テレビによれば、27日早朝、建物正面に掲揚されていた星条旗が降ろされた。26日からトラックや北京ナンバーのバスが敷地を出入りし、館内の荷物を運び出したとみられる。
米政府は21日、ヒューストンの中国総領事館の72時間以内の閉鎖を命じ、24日に閉鎖を確認した。
中国政府は米国の措置に「一方的な挑発で、重大な国際法違反だ」と反発し、成都の米総領事館を27日午前までに閉鎖するよう24日午前に通告した。中国外務省の報道官は、米総領事館の館員が「身分にふさわしくない活動」に従事し、中国の安全を損ねたと根拠を明示せずに主張している。
米中は双方の首都の大使館のほか、5か所に総領事館を置き、自国民の保護や査証(ビザ)の発給、企業交流などを支援してきた。
成都の米総領事館は現地職員を含め約200人が勤務し、四川省や重慶市、チベット自治区など、中国南西部を管轄している。
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2020-07-27 03:02:00Z
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